タミヤの1/10RC「1990 メルセデス・ベンツ C 11」と「メルセデス・ベンツ ウニモグ 406」は、サーキットの極限と悪路の走破性という対極の魅力を宿した本格組み立てキットです。
1990年のレースシーンで圧倒的な強さを誇ったグループCカー「メルセデス・ベンツ C11」と、世界中の過酷な現場で多目的動力装置として活躍し続ける「ウニモグ 406」。
ドイツの名門スリーポインテッドスターを掲げるこの2台は、オンロードの極限とオフロードの走破性という、まったく異なる方向性でクルマ好きの心を掴んで離しません。
この記事では、タミヤの1/10スケール電動RCカー「1990 メルセデス・ベンツ C 11(特別企画・Item No:47484)」と「メルセデス・ベンツ ウニモグ 406(CC-02シャーシ・Item No:58692)」の組み立てポイント、構造、走行性能を自動車ライターの視点から詳しくレビューします。
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- 1/10RC 1990 メルセデス・ベンツ C 11とは?サーキットを制した伝説の背景
- シーズン中に1-2フィニッシュを4度も記録したこの栄TITLE: タミヤ1/10RC「メルセデス・ベンツ C11」「ウニモグ406」の組み立て・走行性能レビュー
- タミヤのメルセデスRCカー2台が放つ魅力とは?オンとオフの対極を味わう
- 1990年WSPC王者の血統!「1/10RC メルセデス・ベンツ C 11」の走行性能と構造
- 悪路を制する多目的万能車!「1/10RC メルセデス・ベンツ ウニモグ 406」の走破力
- 組み立ての難易度と走行前の準備:必要な周辺機器
- 走りの哲学:ダイレクトなスピードと粘り強いトラクションが教えるもの
- タミヤ製メルセデスRCカーに関するよくある質問
- まとめ:対極のメルセデスが拓くホビーRCの深遠なる世界
1/10RC 1990 メルセデス・ベンツ C 11とは?サーキットを制した伝説の背景
1990年の世界スポーツプロトタイプカー選手権(WSPC)において、全9戦中8戦に出場し、実に7勝をあげてシーズンを席巻した伝説のレーシングカーがメルセデス・ベンツ C11です。
実車は強固なカーボンモノコックシャーシに、5リッターのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、圧倒的な速さとドイツ車らしい高い信頼性を兼ね備えていました。
さらに、当時のドイツF3でしのぎを削っていた若手ドライバー、ミハエル・シューマッハ、カール・ヴェンドリンガー、ハインツ=ハラルド・フレンツェンの3人をジュニアチームとして起用したことでも世界的な脚光を浴びました。
シーズン中に1-2フィニッシュを4度も記録したこの栄TITLE: タミヤ1/10RC「メルセデス・ベンツ C11」「ウニモグ406」の組み立て・走行性能レビュー
タミヤが誇る名作電動RCカー「1/10RC 1990 メルセデス・ベンツ C 11」と「1/10RC メルセデス・ベンツ ウニモグ 406(CC-02シャーシ)」は、オンロードの極限とオフロードの機能美という対極の魅力を凝縮した傑作キットです。
実車の歴史を忠実にトレースしたメカニズムは、組み立てる喜びだけでなく、走らせた瞬間にドライバーの五感を強く揺さぶる走行性能を備えています。
少年時代に模型店で見上げた銀色のレーシングカーの流麗なシルエットと、泥と汗が似合う無骨な多目的作業車の逞しい姿。
僕たちクルマ好きの記憶に深く刻まれた2台のメルセデスが、タミヤの卓越した設計思想によって現代のホビーRCとして見事に蘇っています。
本記事では、この対照的な個性を持つ2台のタミヤ製1/10電動RCカーについて、実車の背景からキットの組み立てポイント、緻密なシャーシ構造、そして実際の走行フィールまでを徹底的に解剖します。
タミヤのメルセデスRCカー2台が放つ魅力とは?オンとオフの対極を味わう

模型の世界において、実車の思想をこれほど正確かつ情緒的に表現できるメーカーはタミヤをおいて他にありません。
「1/10RC 1990 メルセデス・ベンツ C 11」がサーキットの頂点を極めたスピードの結晶であるならば、「1/10RC メルセデス・ベンツ ウニモグ 406」はあらゆる悪路を克服するために生まれた道具の極致です。
まったく異なるベクトルを持ちながら、どちらもドイツの誇るメルセデス・ベンツの哲学が宿っており、キットを手にしてパーツを切り出す瞬間からその世界観へと引き込まれます。
まずは、今回徹底レビューする2台のマシンの主要スペックと特徴を比較してみましょう。
項目 1/10RC 1990 メルセデス・ベンツ C 11 1/10RC メルセデス・ベンツ ウニモグ 406
アイテムNo. 特別企画 No.184 (47484) 電動RCカーシリーズ No.692 (58692)
定価(税込) 16,500円 21,780円
全長×全幅×全高 490mm × 206mm × 110mm 384mm × 196mm × 224mm
ホイールベース 280mm 242mm(CC-02S ショート仕様)
駆動方式 横置きモーター・ダイレクトドライブ2WD 縦置きモーター・シャフトドライブ4WD
フレーム構造 コンポジットタイプ(ABS+スペースフレーム+FRP) 実車ライクなラダーフレーム
サスペンション 前:キングピン独立 / 後:FRP製Tバー+CVAダンパー3P 前後4リンクリジッド+CVAオイルダンパー
標準モーター RS-540スポーツチューンモーター RS-540タイプモーター
タイヤ 軽量・ハイグリップ 前後スポンジタイヤ 33/90mm ブロックパターンタイヤ
この2台を並べて対比させること自体が、自動車という機械の多様性と奥深さを再確認する至高の体験となります。
スピードを追求するために低く構えたC11のレーシングプロポーションと、過酷な地形を走破するために高く設定されたウニモグのラダーフレーム。
それぞれが導き出した機能美の回答が、1/10という手のひらのスケールに余すところなく凝縮されているのです。
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1990年WSPC王者の血統!「1/10RC メルセデス・ベンツ C 11」の走行性能と構造
「1/10RC 1990 メルセデス・ベンツ C 11」は、圧倒的なスピードと精密なダイレクトドライブ機構によって、純粋なレーシングフィールを堪能できるモデルです。
1990年の世界スポーツプロトタイプカー選手権(WSPC)全9戦中8戦に出場し、実に7勝を挙げてシーズンを席巻した伝説のマシンが、このメルセデス・ベンツC11でした。
カーボンモノコックシャーシに5リッターのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、恐るべきハイパフォーマンスと類まれな信頼性を両立させていた実車。
若手育成プログラムの「ジュニアチーム」として、当時ドイツF3でしのぎを削っていたミハエル・シューマッハ、カール・ヴェンドリンガー、ハインツ=ハラルド・フレンツェンを起用したことでもモータースポーツ史にその名を刻んでいます。
1990年シーズン中に1-2フィニッシュを4度も記録したチャンピオンマシンの姿が、タミヤの金型技術によってポリカーボネートボディに見事に再現されました。
C11のシャーシ構造:コンポジットフレームと3Pサスペンションの妙味

C11の走りの要となるのは、ABS樹脂製バスタブフレームをメインに、前後に樹脂製スペースフレームを組み合わせ、シャーシ下面にFRPプレートを配したコンポジットフレームです。
この剛性の高いフレーム構成が、サスペンションのしなやかなストロークを的確にアシストし、路面を切り裂くようなシャープなハンドリングを生み出します。
フロントの足まわりは、キングピンにコイルスプリングを組み合わせたシンプルな左右独立サスペンションを採用しています。
ステアリングは2分割タイロッド式で、サーボの動きをダイレクトに前輪へと伝え、無駄のないソリッドな回頭性を実現しています。
リヤセクションには、1.5mm厚のFRP製Tバーを用いたリジッド構造を採用し、そのしなりをCVAオイルダンパーで繊細に制御する伝統の3Pサスペンションを構築。
ピボット部のビスの締め込み具合によってシャーシのロール剛性を微調整できる機構は、セッティングを煮詰めるレーシングカーならではの醍醐味です。
さらにスペーサーの配置変更により、フロントは2段階、リヤは3段階の車高調整が可能となっており、走らせるサーキットの路面コンディションに合わせたアジャストが容易に行えます。
パワーユニットと駆動系:ダイレクトドライブ2WDが生む研ぎ澄まされた加速
駆動系には、RS-540スポーツチューンモーターを横置きにレイアウトしたダイレクトドライブ2WD方式を採用しています。
モーターピニオンからスパーギヤへとダイレクトにパワーを伝えるこの構造は、駆動ロスが極めて少なく、スロットルを開けた瞬間に車体が前方へと弾き出される鮮烈なレスポンスをもたらします。
スパーギヤ内部には、スムーズなコーナリングと急激なトルク変動から駆動系を保護する「ボールデフ」を標準装備。
標準ギヤ比は5.00:1に設定されており、軽量な車体とスポーツチューンモーターの組み合わせによって、ストレートエンドで息をのむような最高速へと達します。
前後に装着されるタイヤは、インドアサーキットや整えられたアスファルトで強烈なグリップを発揮する高密度スポンジタイヤです。
フロント28/64mm、リヤ45/68mmという極太のタイヤプロファイルと、サイドウォールを飾る「グッドイヤー」のロゴステッカーが、往年のグループCカーの凄みをリアルに物語ります。
実感あふれるポリカーボネートボディとディテール
全長490mm、全幅206mmという堂々たるワイド&ローのプロポーションは、見ているだけでも息を呑む美しさです。
空力性能を突き詰めた滑らかなボディラインを一体成形で再現しつつ、ヘッドライトケースは別パーツのポリカーボネート製とすることで、塗装とデカールによる奥深い立体感を演出。
リヤエンドにそびえる大型リヤウイングは頑丈な樹脂製ステーでしっかりと固定され、ハイスピード走行時の強力なダウンフォースをしっかりとシャーシへと伝えます。
キットにはゼッケン1号車と2号車を選択できるステッカーが付属しており、当時のゼッケンや数々のスポンサーロゴを貼り込んでいく時間は、モータースポーツの黄金期へとタイムスリップするような感覚を味わえます。
悪路を制する多目的万能車!「1/10RC メルセデス・ベンツ ウニモグ 406」の走破力
オンロードのC11とは対照的に、あらゆる自然の障壁を乗り越えるために生まれたのが「1/10RC メルセデス・ベンツ ウニモグ 406(CC-02シャーシ)」です。
「多目的動力装置」を意味するドイツ語「Universal-Motor-Gerät」の頭文字をとって名付けられたウニモグ(UNIMOG)。
1946年の誕生以来、並外れた悪路走破性と3000種類を超える作業用アタッチメントの拡張性により、世界各地で除雪車、消防車、レッカー車、農作業車として活躍し続けています。
本キットが再現しているのは、1963年に登場し、丸みを帯びたボンネットと愛嬌のある丸型ヘッドライトで世界的なロングセラーとなった傑作モデル「ウニモグ 406」です。
無骨でありながらどこか温かみを感じさせるそのフォルムは、過酷な現場で働く機械だけが持つ独特の美しさを漂わせています。
CC-02シャーシの真髄:実車ライクなラダーフレームと縦置きモーター

ウニモグ406の骨格を支えるのは、本格的なクロスカントリー走行のために開発された「CC-02シャーシ」です。
実車のトラックや本格四輪駆動車と同様のラダーフレーム形状を採用し、フレームの一部に金属製パーツを配することで、過酷なねじれに耐えうる卓越した剛性とスケール感を両立させています。
駆動系は、フロントアクスル後方にRS-540モーターを縦置きに配置するフロントミッドシップレイアウト。
モーターの動力をセンターのギヤボックスで減速し、独立したトランスファーケースから前後のプロペラシャフトを介してアクスルへと伝達する構造は、まさに本物の4WDトラックそのものです。
標準ギヤレシオはキット標準の16Tピニオン使用時で17.33:1と非常にローギヤードに設定されており、岩場をミリ単位で這い上がる極低速走行から力強いトルクを発揮します。
前後4リンクリジッドサスペンションとデフロック機構
足まわりには、強度に優れた樹脂製アクスルハウジングを4本のリンクとCVAオイルダンパーで位置決めする「前後4リンクリジッドサスペンション」を奢っています。
障害物を乗り越える際にサスペンションが大きくストロークしても最低地上高が変化しにくく、タイヤを常に地面へと押し付け続ける構造は、本格的なオフロードやロックセクションにおいて絶大な信頼感をもたらします。
強化樹脂製アクスルハウジングの内部には3ベベルタイプのデフギヤを内蔵。
組み立て時のパーツ組み換えによって、オープンデフから「デフロック仕様」へと簡単に変更することが可能です。
左右輪の回転差を完全に固定するデフロックを選択すれば、片輪が宙に浮くようなモーグル路面や滑りやすい泥道でも、トラクションを失うことなくグイグイと前進する圧巻の走破性を体感できます。
ホイールベースはウニモグのコンパクトな車体にジャストフィットするショート仕様の「CC-02S(242mm)」に設定。
鮮烈なレッドカラーのディッシュホイールと、外径90mm・幅33mmのブロックパターンタイヤの組み合わせが、足元を引き締めるとともにタフな走りを支えます。
職人技が光る3分割ボディと精密なディテール表現
ポリカーボネート製のウニモグ406ボディは、作業性を考慮して大きく設計されたキャビン後部と荷台を一体成形とし、左右のボディ下部を別パーツとしたこだわりの3分割構成です。
右サイド下面に配された燃料タンクや独特の補機類が立体的に別パーツ化されており、シャーシのメカニズムと相まって深いリアリティを醸し出します。
フロントフェイスの象徴であるグリルには質感の高いメッキパーツを採用。
長いステーで支えられた特徴的なサイドミラーや、左サイドのエンジン吸気用エアインテークも独立した樹脂製パーツとして用意され、スケールモデルとしての完成度を極限まで引き上げています。
組み立ての難易度と走行前の準備:必要な周辺機器
これら2台の本格ホビーRCカーを完成させ、走らせるためには、キット本体に加えていくつかの専用機器とツールが必要になります。
タミヤの組み立て説明図は世界一わかりやすいと評されるほど親切に作られていますが、それぞれのマシンの特性に応じた組み立てのコツが存在します。
別途用意が必要なアイテム一覧
両キットともにプロポ(送信機)やバッテリーは別売りとなっており、タミヤ純正の「ファインスペック 2.4G 電動RCドライブセット」を導入することで必要なRCメカを一括で揃えることができます。
- RCプロポセット:ファインスペック 2.4G 電動RCドライブセット(送信機・受信機・サーボ・ESC・走行用バッテリー・充電器)
- 送信機用電源:単3形アルカリ乾電池 4本
- 工具類:プラスドライバー(M・S)、六角レンチ、ラジオペンチ、ニッパー、クラフトナイフ
- ボディ製作用品:曲線バサミ、ポリカーボネート用スプレー塗料(タミヤカラー PSシリーズ)
C11の組み立てポイント:ボールデフの調整とクリアランス
C11の組み立てにおけるハイライトは、リヤのダイレクトドライブユニットとボールデフの精密な組み付けです。
ボールデフは締め込み具合によって効きが大きく変わるため、スパーギヤを手で固定しながら左右のホイールハブを回し、滑らずに適度な重さでスムーズに回転するポイントを丁寧に見極める必要があります。
また、軽量なスポンジタイヤはグリップ力が高い反面、路面の小石やゴミを拾いやすいため、シャーシ下面のFRPプレートやビスの頭が路面に干渉しないよう、付属のスペーサーで適正な車高(ロードクリアランス)を確保することが肝要です。
ウニモグ406の組み立てポイント:リンケージの渋み取りとギヤボックス
ウニモグ406(CC-02)の組み立てでは、4リンクリジッドサスペンションのアームピボットやタイロッドがスムーズに動くかどうかが走破性能を大きく左右します。
樹脂パーツのバリを丁寧に取り除き、ボールコネクターがスムーズに首を振るよう確認しながら組み進めることが、しなやかに路面に追従するサスペンション作りの秘訣です。
フロントミッドシップのギヤボックスやトランスファーケースは金属ギヤとシャフトが複雑に組み合わさるため、指定された箇所へ適量のモリブデングリスを塗布し、バックラッシュ(ギヤの噛み合わせの隙間)に無理がないかを手で回して確認しながら組み上げましょう。
走りの哲学:ダイレクトなスピードと粘り強いトラクションが教えるもの
僕はこれまで数多くの実車やRCカーに触れてきましたが、このC11とウニモグ406ほど「機械とドライバーの対話」を鮮明に体感させてくれる組み合わせは他にありません。
C11のプロポを握り、スロットルトリガーを引いた瞬間に広がるのは、一切の曖昧さを排除した極限のダイレクト感です。
軽量なコンポジットフレームと2WDダイレクトドライブの組み合わせは、路面の微細なアンジュレーションやタイヤの限界グリップの兆候を、電光石火のスピードでドライバーの視覚と指先へとフィードバックしてくれます。
コーナーのクリッピングポイントに向けてノーズを差し込み、リヤタイヤのトラクションを感じながらスロットルを開けていく──その緊張感と快感は、まさに90年代のプロトタイプレーシングカーを操るドライバーの心理そのものです。
一方で、ウニモグ406のプロポを握るとき、流れる時間は一変して穏やかで、しかし極めて濃密なものになります。
目の前にあるのは、一見すると乗り越えることが不可能な岩場や木の根が張り巡らされた急斜面。
トリガーをわずかに引き、CC-02のラダーフレームが軋みながらも4本のタイヤが大地を掴む感触を確かめ、ステアリングを切ってミリ単位でタイヤの接地ポイントを探る。
実車さながらにサスペンションが大きくストロークし、デフロックされた駆動系が粘り強く車体を前へと押し出す瞬間、そこにはスピードを競うレースとはまったく異なる「自然との調和」と「構造への信頼」が宿っています。
鉄と樹脂でできた小さな模型を通じて、僕たちはエンジニアたちがマシンに込めた情熱と、過酷な道を走破するための思想を全身で追体験しているのです。
タミヤ製メルセデスRCカーに関するよくある質問
初心者でもこの2台のキットを組み立てることはできますか?
タミヤのキットには極めて分かりやすい日本語の組立説明図が付属しているため、基本的な工具(ドライバー、ニッパー、ラジオペンチなど)を用意し、説明図の手順通りに丁寧に作業を進めれば初心者でも問題なく完成させることができます。プラモデル用ではなく、必ずポリカーボネート専用のスプレー塗料を用意してボディを塗装してください。
C11とウニモグ406はどこで走らせるのが最適ですか?
「メルセデス・ベンツ C 11」は車高が低くスポンジタイヤを装着しているため、オンロード専用のRCサーキットや、きれいに舗装された埃の少ないアスファルト舗装路が最適です。一方の「ウニモグ 406(CC-02)」は、公園の未舗装路、芝生、砂利道、岩場など凹凸のあるオフロードでその卓越した走破性を存分に発揮します。
購入後におすすめのオプションパーツやチューンナップはありますか?
両マシン共通で最初におすすめしたいのは「フルベアリング化」です。駆動部分の樹脂製プラベアリングをボールベアリングに交換することで、駆動効率と最高速、バッテリーの持ちが劇的に向上します。ウニモグ406にはアルミ製のアームピボットや強化プロペラシャフトを組み込むことで、ロッククローリング時の耐久性をさらに高めることができます。
まとめ:対極のメルセデスが拓くホビーRCの深遠なる世界
タミヤの「1/10RC 1990 メルセデス・ベンツ C 11」と「1/10RC メルセデス・ベンツ ウニモグ 406(CC-02シャーシ)」は、それぞれが異なる頂点を目指して磨き上げられた機械の結晶です。
サーキットの風を切り裂くダイレクトドライブ2WDの鋭利な走行性能と、大地を一歩ずつ踏みしめて乗り越えていく4リンクリジッド4WDの力強いトラクション。
机の上で精密なパーツを一つずつ組み上げ、塗装を施し、フィールドへと持ち出して自らの手で操縦する体験は、デジタルな画面の中では決して得られない生々しい感動と記憶を僕たちに与えてくれます。
速さを追い求めるレーシングスピリットに身を委ねるか、悪路を切り拓くヘビーデューティーな冒険へと繰り出すか──。
どちらのマシンを選んだとしても、タミヤが宿したメルセデス・ベンツの深遠なる設計思想は、あなたの週末を忘れがたいモーターストーリーで満たしてくれるはずです。
高坂 遼(こうさか・りょう)
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