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リセールや状態の良さで比較!中古市場で支持されるSUV人気ランキング

夕暮れのワインディングロードに佇むトヨタハリアーとスズキジムニーのスタイリッシュな走行シーン SUV

2026年現在の中古SUV選びにおける結論は、流通台数が豊富で状態を厳選しやすい「トヨタ ハリアー」と、驚異的な残価率を誇る「スズキ ジムニー」が二大頂点です。

カーセンサー・価格.com・グーネットの主要3大中古車ポータル(2026年9月〜10月集計データ)における「ユーザー問い合わせ数」「実勢掲載台数」「相場残価率」を総合した最新TOP10は以下の通りです。

  • 第1位:トヨタ ハリアー(総合残価率 約72〜85%|平均相場 280万〜390万円)
  • 第2位:ホンダ ヴェゼル(総合残価率 約68〜78%|平均相場 170万〜260万円)
  • 第3位:スズキ ジムニー(総合残価率 約88〜105%|平均相場 165万〜230万円)
  • 第4位:スズキ ハスラー(総合残価率 約65〜75%|平均相場 95万〜155万円)
  • 第5位:レクサス NX(総合残価率 約62〜74%|平均相場 320万〜460万円)
  • 第6位:トヨタ RAV4(総合残価率 約70〜80%|平均相場 240万〜330万円)
  • 第7位:日産 エクストレイル(総合残価率 約58〜72%|平均相場 180万〜310万円)
  • 第8位:マツダ CX-5(総合残価率 約52〜65%|平均相場 140万〜250万円)
  • 第9位:スバル フォレスター(総合残価率 約60〜70%|平均相場 190万〜270万円)
  • 第10位:トヨタ ライズ(総合残価率 約63〜73%|平均相場 145万〜195万円)

自動車ライターの僕、高坂遼が、オークション出品データと試乗現場で蓄積した車両状態の見極め法を交え、後悔しない中古SUV選びを徹底解説します。

  1. 【2026年最新相場】中古SUV人気ランキングTOP10の一覧比較表
  2. 人気中古SUVランキングTOP10の狙い目と状態見極めポイント
    1. 1位:トヨタ ハリアー|都市型高級SUVの絶対王者
    2. 2位:ホンダ ヴェゼル|洗練されたデザインと高効率e:HEV
    3. 3位:スズキ ジムニー|新車価格超えも発生する軽クロカンの至宝
    4. 4位:スズキ ハスラー|軽クロスオーバーの先駆者と高い実用性
    5. 5位:レクサス NX|手厚い整備履歴が約束する高品位プレミアム
    6. 6位:トヨタ RAV4|オフロードテイストとTNGAの強靭な骨格
    7. 7位:日産 エクストレイル|e-POWERとプロパイロットの先進感
    8. 8位:マツダ CX-5|魂動デザインとトルクフルなクリーンディーゼル
    9. 9位:スバル フォレスター|視界性能とシンメトリカルAWDの絶対的信頼
    10. 10位:トヨタ ライズ|5ナンバー枠に凝縮された驚きの使い勝手
  3. 【予算別・用途別】中古SUVの失敗しない選び方
    1. 予算200万円以内:実用性と維持費を重視する現実的選択
    2. 予算300万円前後:リセールバリューと高級感を両立する黄金帯
    3. 予算400万円以上:現行ハイブリッドとプレミアムモデルの極上車
  4. 失敗しない中古SUV選び!状態の良い個体を見極める4つの実査定ポイント
  5. 自動車ライター高坂遼の視点:2026年以降の中古SUV市場とリセール下落リスクの定量分析
  6. よくある質問
    1. リセールバリューを最大化するために選ぶべきボディカラーとオプションは何ですか?
    2. 走行距離は何万キロ前後の車両を狙うのが最もコストパフォーマンスが高いですか?
    3. 街乗り中心の場合、4WDと2WD(FF)のどちらを選ぶべきですか?
  7. まとめ

【2026年最新相場】中古SUV人気ランキングTOP10の一覧比較表

中古車市場における人気と資産価値を可視化するため、主要3大ポータルの実勢掲載データと3年落ち時点の想定残価率を整理しました。

順位・車種名 カーセンサー相場(掲載台数) 価格.com支払総額(物件数) グーネット相場(掲載台数) 3年落ち想定残価率
1位 トヨタ ハリアー 79万〜657万円(5,618台) 90万〜668万円(6,725件) 79.8万〜657万円(3,516台) 約72〜85%
2位 ホンダ ヴェゼル 37.1万〜435万円(6,062台) 46万〜468万円(6,914件) 37.1万〜435万円(5,681台) 約68〜78%
3位 スズキ ジムニー 30万〜440万円(5,181台) 45万〜420万円(5,420件) 35万〜438万円(4,890台) 約88〜105%
4位 スズキ ハスラー 20万〜290万円(10,409台) 25万〜285万円(11,200件) 19.8万〜288万円(9,850台) 約65〜75%
5位 レクサス NX 133.9万〜848万円(1,735台) 152万〜862万円(2,114件) 133.9万〜848万円(1,815台) 約62〜74%
6位 トヨタ RAV4 79.8万〜747.2万円(3,814台) 98万〜666万円(4,368件) 78万〜747.2万円(3,718台) 約70〜80%
7位 日産 エクストレイル 24.5万〜668.7万円(3,237台) 29万〜679万円(3,781件) 25万〜668.7万円(3,133台) 約58〜72%
8位 マツダ CX-5 26万〜528.9万円(3,610台) 46万〜545万円(4,122件) 26万〜528.9万円(3,270台) 約52〜65%
9位 スバル フォレスター 33万〜546.6万円(2,470台) 35万〜550万円(2,879件)※ 34万〜545万円(2,497台) 約60〜70%
10位 トヨタ ライズ 89.9万〜536万円(3,930台) 105万〜549万円(4,571件) 89.9万〜536万円(3,777台) 約63〜73%

※各データはカーセンサー(2026年9月集計)、価格.com(2026年10月上旬時点)、グーネット(2026年10月上旬更新)を参照しています。
※フォレスターの価格.com相場は、一部に混入していた999万円等の登録エラー・特殊コンプリートカーの外れ値を除外した現実的なボリューム上限値(約550万円)に補正しています。
※相場および残価率は車両コンディション、走行距離、オプション装備により変動します。最新情報は各販売店でご確認ください。


人気中古SUVランキングTOP10の狙い目と状態見極めポイント

上位10車種がなぜ支持されるのか、リセールバリューの傾向と、実車確認時に必ず押さえておくべき弱点や故障多発箇所を解説します。

※画像はAIによるイメージ

1位:トヨタ ハリアー|都市型高級SUVの絶対王者

【結論】ハリアーは流通量が潤沢で極上車を選びやすく、3年落ち残価70%台後半を堅守する都市型高級SUVの筆頭です。

初代から培われた静粛性と流麗なクーペフォルムは現行4代目(80系)で完成の域に達し、国内市場だけでなく海外輸出需要も強く下支えしています。

  • 狙い目年式・型式: 2021〜2023年式(4代目 80系)
  • おすすめグレード: 2.0 ガソリン Z または Z Leather Package(FF)
  • 購入時の注意点・チェック項目: 80系初期型で散見される「12.3インチT-Connectナビのフリーズ・ブラックアウト履歴」の有無、および調光パノラマルーフ装着車における調光機能の白濁・動作不良がないかを必ず現車で操作確認してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: 走行2万〜4万km、総額330万〜370万円がベストバランスです。プレシャスブラックパールやホワイトパールの外装色は、リセール時に15万〜20万円の強みを発揮します。

2位:ホンダ ヴェゼル|洗練されたデザインと高効率e:HEV

【結論】ヴェゼルはコンパクトな枠組みにクラストップの後席居住性を凝縮し、3年落ち残価70%前後を安定維持する優等生です。

2代目(RV系)のクーペライクなプロポーションと2モーターハイブリッド「e:HEV」のスムーズな走りは、都市型ユーザーから圧倒的な支持を集めています。

  • 狙い目年式・型式: 2021〜2023年式(2代目 RV5/RV6型)
  • おすすめグレード: e:HEV Z
  • 購入時の注意点・チェック項目: RV系初期ロットで見られた「ハンズフリーアクセスパワーテールゲートのキックセンサー反応鈍麻」や、マルチビューカメラシステムの映像乱れ・ガイド線ズレがないかを整備履歴を含めて確認してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: 走行3万km前後、支払総額240万〜270万円の物件が狙い目です。シートヒーターやステアリングヒーターが標準装備される「Z」が再販時も最も有利に働きます。

3位:スズキ ジムニー|新車価格超えも発生する軽クロカンの至宝

【結論】ジムニーは唯一無二のラダーフレーム構造により、3年落ちでも残価率90〜100%超を叩き出す資産価値最強のオフローダーです。

機能美を極めたスクエアボディと副変速機付きパートタイム4WDは、単なる移動手段を超えた道具としての絶対的地位を築いています。

  • 狙い目年式・型式: 2020〜2023年式(JB64W型)
  • おすすめグレード: XC(4WD・5速MTまたは4速AT)
  • 購入時の注意点・チェック項目: 走行60〜80km/h付近でステアリングが激しく振動する「ステアリングジャダー(シミー現象)」の兆候、および社外リフトアップ改造に伴うリーディングアームの変形・下回りヒット痕がないかを点検してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: 総額170万〜200万円、走行1万〜3万kmのフルノーマル車が最も手堅い買い方です。最上位「XC」の純正状態維持車は、数年後の売却時にも相場割れのリスクが極めて低くなります。

4位:スズキ ハスラー|軽クロスオーバーの先駆者と高い実用性

【結論】ハスラーは日常の経済性と遊び心を兼ね備え、中古車市場で常に高回転を維持する高残価軽クロスオーバーです。

マイルドハイブリッドによる実用燃費の良さと、撥水加工シートや防汚ラゲッジによるアクティブな使い勝手が全世代に浸透しています。

  • 狙い目年式・型式: 2020〜2023年式(2代目 MR52S/MR92S型)
  • おすすめグレード: ハイブリッド Xターボ または Gターボ
  • 購入時の注意点・チェック項目: 全方位モニター用9インチメモリーナビのGPS測位ズレや再起動不具合、および過走行個体におけるCVTの発進時ジャダー・変速ショックの有無を試乗でチェックしてください。
  • 賢い買い方と残価の目安: 高速道路の合流や登坂を考慮するとターボ車一択です。総額110万〜145万円、走行3万km前後の2トーンルーフ仕様がリセール時も手堅い査定を引き出せます。

5位:レクサス NX|手厚い整備履歴が約束する高品位プレミアム

【結論】NXはレクサス特有の手厚いメンテナンス履歴車が多く、300万円台で極上の安心感と高いブランド残価を享受できます。

レクサストータルケアによる法定点検を継続受検してきた個体が多く、中古車であっても内外装・機関ともにコンディションの良さが際立っています。

  • 狙い目年式・型式: 2017〜2020年式(初代後期型 AGZ10/AYZ10系)
  • おすすめグレード: NX300 / NX300h “F SPORT”
  • 購入時の注意点・チェック項目: 初代後期型で発生しやすい「電動格納式ドアミラーの開閉ギア破損・異音」、およびスポーツサスペンション(AVS)ダンパーからのオイル滲みがないかを点検記録簿と目視で確認してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: 総額260万〜330万円で三眼フルLEDや大型ナビを備えた後期「F SPORT」が狙えます。現行型(20系)が450万円以上で推移する中、投資対効果が最も高い選択肢です。

6位:トヨタ RAV4|オフロードテイストとTNGAの強靭な骨格

【結論】RAV4はタフなオフロードルックと強靭な走破性を備え、残価率70%台を保つミドルサイズ本格派の筆頭です。

世界初の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を搭載したグレードは、悪路脱出性能とオンロードでの軽快な回頭性を高いレベルで両立しています。

  • 狙い目年式・型式: 2019〜2022年式(5代目 50系)
  • おすすめグレード: 2.0 Adventure(4WD)
  • 購入時の注意点・チェック項目: 50系初期型でリコール・サービスキャンペーン対象となった「ルーフレール固定部からの雨漏り(天井内張りのシミや水濡れ跡)」、およびパノラマムーンルーフの排水ドレン詰まりがないかを必ず確認してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: 総額250万〜290万円、走行3万〜5万kmのAdventureが狙い目です。パノラマムーンルーフ装着車は業者オークションでも15万円前後のプラス査定が付く鉄板仕様です。

7位:日産 エクストレイル|e-POWERとプロパイロットの先進感

【結論】エクストレイルは電動4駆「e-4ORCE」による上質な走りが魅力で、先代モデルなら100万円台で狙える実力派です。

現行型(T33系)の第2世代e-POWERとVCターボによる圧倒的な静粛性と滑らかさは、ロングドライブでの疲労を劇的に低減します。

  • 狙い目年式・型式: 2022〜2023年式(4代目 T33系)または 2019〜2021年式(3代目 T32後期型)
  • おすすめグレード: G e-4ORCE(T33系)/ 20Xi(T32系)
  • 購入時の注意点・チェック項目: T32型では「インテリジェントエマージェンシーブレーキのカメラエラー警告灯点灯」やセレナ・エクストレイル共通のCVT違和感、T33型では「プロパイロット2.0/ナビ連動通信モジュールの通信遮断歴」を自己診断機(OBD-II)で確認してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: コスパ最優先ならT32後期型を総額150万〜190万円で、最新の電動フィールと将来リセールを重視するならT33型の「G e-4ORCE」を総額340万〜380万円で選ぶのが賢明です。

8位:マツダ CX-5|魂動デザインとトルクフルなクリーンディーゼル

【結論】CX-5は中古車市場での値落ち率が適度に大きく、200万円前後で最高峰の内装質感とトルクフルな走りを手に入れられます。

欧州車に匹敵する艶やかな塗装と引き締まったサスペンション設計、そして450Nmの極太トルクを発生するディーゼルターボが最大の武器です。

  • 狙い目年式・型式: 2019〜2022年式(2代目 KF系 年次改良モデル)
  • おすすめグレード: XD L Package または XD Black Tone Edition
  • 購入時の注意点・チェック項目: 短距離走行の繰り返しによる「吸気系統・DPF(煤捕集フィルター)のカーボン堆積」、および「インジェクター補正値のバラつきによるアイドリング不整脈」がないかを診断機データと試乗時の加速レスポンスで確認してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: 総額180万〜230万円でレザーシート付きの極上車が射程に入ります。ディーゼル車はオイル交換履歴(純正スカイアクティブDオイル推奨)が途切れていない物件を厳選してください。

9位:スバル フォレスター|視界性能とシンメトリカルAWDの絶対的信頼

【結論】フォレスターは死角の少なさと常時全輪駆動の圧倒的な雪道走破性を誇り、降雪地域からの強固な再販需要を持ちます。

水平対向エンジンが生み出す低重心パッケージと、スバル伝統のシンメトリカルAWDは、吹雪や悪天候下で他の追随を許さない走行安定性を提供します。

  • 狙い目年式・型式: 2020〜2023年式(5代目 SK系)
  • おすすめグレード: 1.8 Sport(CB18直噴ターボ)または Advance(e-BOXER)
  • 購入時の注意点・チェック項目: SK系初期型CB18エンジン搭載車における「EGR圧力センサー不具合(リコール改修済か)」、およびアイサイトX搭載車におけるフロントガラス飛び石傷(ガラス交換時に高額なエーミング作業が必要となる点)を点検してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: パワフルなトルク感を味わえる「Sport」が総額240万〜280万円で最も満足度が高くなります。降雪地由来の個体は、シャシー裏やマフラーの融雪剤による塩害腐食を入念に確認しましょう。

10位:トヨタ ライズ|5ナンバー枠に凝縮された驚きの使い勝手

【結論】ライズは全長4m未満の扱いやすさと低燃費を両立し、エントリー層やセカンドカー需要から高リセールを維持しています。

5ナンバーサイズに収まるコンパクトな車体ながら、大容量369Lのラゲッジルームと見切りの良いドライビングポジションを備えています。

  • 狙い目年式・型式: 2020〜2023年式(A200A/A210A系)
  • おすすめグレード: 1.0 Z(ターボ・FFまたは4WD)
  • 購入時の注意点・チェック項目: 1.2Lハイブリッド車(e-SMART HYBRID)における「エンジン制御ECUや発電モーターのリコール対策実施歴」、および過走行車でのフロントサスペンションアッパーマウント異音がないかを確認してください。
  • 賢い買い方と残価の目安: 街乗りから高速まで力強く加速する1.0Lターボの最上位「Z」が総額150万〜180万円で流通しています。需要層が幅広いため、手放す際の買取査定も安定しています。

【予算別・用途別】中古SUVの失敗しない選び方

購入後の後悔を防ぐためには、手元の総予算と実際の使用シーンを明確に切り分けることが最も確実なアプローチです。

予算200万円以内:実用性と維持費を重視する現実的選択

支払総額200万円以下のゾーンでは、低年式の高級車に手を出すのではなく、「高年式・低走行のコンパクトSUV」または「熟成された先代ミドルサイズ」に照準を合わせます。

  • 街乗り・通勤・維持費最優先: トヨタ ライズ(1.0 Z)、スズキ ハスラー(ハイブリッドXターボ)
  • ファミリー用途・積載性重視: ホンダ ヴェゼル(先代RU系後期型 RS/ハイブリッドZ)、日産 エクストレイル(3代目T32後期型 20Xi)

この価格帯では、車両本体価格の安さだけに惹かれて過走行車を選ぶと、直後にタイヤ交換やバッテリー交換で20万〜30万円の出費を強いられるケースがあります。

消耗品の残溝や交換履歴が明記された整備記録簿付き個体を優先してください。

予算300万円前後:リセールバリューと高級感を両立する黄金帯

中古SUV市場で最も競争が激しく、状態の良い高年式車が手に入るボリュームゾーンです。

3〜5年後に手放す際のリセール回収率を最大化したいなら、この価格帯が最も有利に働きます。

  • 都市部でのステータス・資産価値: トヨタ ハリアー(80系 2.0 Z)、レクサス NX(初代後期 300 F SPORT)
  • アウトドア・ロングドライブ重視: トヨタ RAV4(50系 Adventure)、マツダ CX-5(KF系後期 XD L Package)

このレンジでは、人気ボディカラー(ホワイトパール/ブラック)と純正パノラマルーフの有無が将来の査定額を大きく左右します。

購入時の初期費用が10万〜20万円高くなったとしても、装備が揃った個体を選んでおくことが結果的にトータルコストを抑える近道です。

予算400万円以上:現行ハイブリッドとプレミアムモデルの極上車

新車の長い納期を回避しつつ、最新の安全装備とフラッグシップの質感を即座に手に入れたい層向けの価格帯です。

  • 最新電動化フィールと悪路性能: 日産 エクストレイル(現行T33系 G e-4ORCE)
  • 絶対的な残価率と趣味性の極致: スズキ ジムニー(新車カスタムコンプリート・即納極上個体)

走行1万km未満のディーラー試乗車上がりやワンオーナーの認定中古車が射程に入ります。

新車保証の継承手続き(ディーラーでの12ヶ月点検相当の法定点検)を納車時に確実に行うことが重要です。


失敗しない中古SUV選び!状態の良い個体を見極める4つの実査定ポイント

流通台数が多い人気車種だからこそ、内外装の見た目だけに騙されない客観的なチェック眼が必要です。

僕が試乗取材や車両査定の現場で必ず実行している4つの実践的査定ポイントを公開します。

  • 下回り(サスペンションアーム・フロアパネル)の塩害腐食と突き上げ痕

前オーナーがスキー場や沿岸部、未舗装路で酷使していた車両は、防錆塗装の内側からマフラーやアーム類に深刻な赤錆が進行している場合があります。
商談時には必ず車体をリフトアップしてもらい、アーム類の曲がりや腹下の擦り傷がないかを目視確認してください。

  • ラゲッジルーム開口部の傷とCピラー・ルーフ内張りの汚れ

キャンプ用品や自転車を無理に積み込んでいた車は、トランク開口部の樹脂パネルに深い引っ掻き傷が残り、ルーフ内張りに擦れ汚れが付着しています。
内装の扱われ方は、前オーナーが日常のメンテナンスを丁寧に行っていたかを測る正確なバロメーターです。

  • ハイブリッドバッテリー診断と電子制御4WDの旋回異音チェック

電動化SUV(THS-II、e:HEV、e-4ORCE)を検討する際は、専用テスターによる駆動用バッテリーの健全度(SOH)出力を販売店に求めてください。
また、試乗時にステアリングを左右いっぱいに切って低速旋回を行い、トランスファーやリアデフから「ガガッ」「コトコト」という引きずり音や微振動が出ないかを確認します。

  • 定期点検整備記録簿における油脂類交換のインターバル確認

走行2万km台で3年間無交換だった車両より、5万km走っていても半年に一度オイルとフィルターを交換してきた車両のほうが機関系の寿命は圧倒的に長くなります。
保証書とメンテナンスノートを開き、ディーラーまたは認証工場でのスタンプと交換履歴が連続しているかを照合してください。

※画像はAIによるイメージ

自動車ライター高坂遼の視点:2026年以降の中古SUV市場とリセール下落リスクの定量分析

2026年現在の中古SUV相場をプロの視点から分析すると、過去数年続いた「供給不足による異常な高値相場」は明確な転換点を迎えています。

国内自動車メーカーの半導体調達が完全に正常化し、新車のバックオーダーが順次解消されたことで、中古車オークションの平均落札価格はピーク時比で約8〜12%の緩やかな調整局面に入りました。

今後3〜5年を見据えた際、リセール相場を大きく左右する要因は「純ガソリン車の残価下落リスク」と「ハイブリッド優位の固定化」です。

欧州市場におけるBEV(電気自動車)普及の急ブレーキとハイブリッド車(HEV)への回帰現象を受け、国内オークション市場でも実用的なストロングハイブリッド(トヨタのTHS-IIやホンダのe:HEV)への海外バイヤーからの応札が極めて強固です。

一方で、大排気量の純ガソリンNAモデルは、実用燃費の面から国内セカンドマーケットでの需要減退が始まっており、3年後の残価率は現行水準からさらに5〜8ポイント程度下振れする可能性があります。

例外的に高値を維持し続けるのは、スズキ ジムニーやランドクルーザーシリーズのような「物理的な機構に価値がある本格クロカン」です。

電子制御に過度に依存せず、世界中の過酷な環境で修理しながら走破できるモデルは、新車供給が進んだ後も趣味財としての独立したプレミア相場を保ち続けると予測されます。

リセールでの損失を最小化したい購入者は、「流通量の多い定番ハイブリッドの上位グレード」か、「代替の利かない純粋なフレーム車」のどちらかに軸足を置く戦略が最も安全です。


よくある質問

リセールバリューを最大化するために選ぶべきボディカラーとオプションは何ですか?

ボディカラーは「ホワイトパール系」または「ブラック系」を選ぶのが中古車市場の鉄則です。
下取りや買取査定時に、シルバーや個性的な有色カラーと比較して10万〜25万円以上の差が付くケースが一般的です。
オプション装備では「純正パノラマルーフ(サンルーフ)」「大画面コネクティッドナビ」「ブラインドスポットモニター等の先進安全支援」の3点が揃っている車両が、売却時に装備代金の大部分を回収できます。

走行距離は何万キロ前後の車両を狙うのが最もコストパフォーマンスが高いですか?

最も状態と価格のバランスが優れているのは「3万〜5万km」の個体です。
新車登録から3〜5年が経過し、初回車検前後の急激な減価償却が一巡しているため、割安な価格で乗り出せます。
この走行距離帯であれば、主要なブッシュ類やオルタネーターなどの大物部品交換を迎える前段階であり、定期点検記録簿が揃っていればトラブルなく長く乗り続けることが可能です。

街乗り中心の場合、4WDと2WD(FF)のどちらを選ぶべきですか?

降雪地域にお住まいの方やウィンタースポーツが趣味の方を除き、街乗りや高速道路の移動が9割を占めるなら「2WD(FF)」で十分です。
2WDは車両重量が50〜80kg程度軽いため、実用燃費がリッターあたり1〜2km向上し、タイヤやブレーキパッドなどの消耗品負荷も抑えられます。
ただし、RAV4のAdventureやスバル車のシンメトリカルAWDのように、「4WDシステムそのものがブランド価値となっている車種」については、将来のリセール時に4WDのほうが査定額が有利になります。


まとめ

2026年の最新中古SUV市場において、高い支持を集める人気ランキング上位モデルには確固たる強みがあります。

  • 流通量が潤沢で状態を厳選でき、資産価値も高い「トヨタ ハリアー」
  • 優れた取り回しとクラストップの室内効率を誇る「ホンダ ヴェゼル」
  • 世界中から需要が集まり、驚異的な残価率を叩き出す「スズキ ジムニー」

目先の支払総額の安さだけに惑わされず、各車種特有のチェックポイントや下回りの状態を冷静に見極めることで、維持費も含めたトータルコストで最も満足できる相棒を手にしてください。

高坂 遼(こうさか・りょう|自動車ライター)

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