2020年式アルファードの中古車は、平均価格およそ370万〜380万円台に集中している。
価格帯は117万円台から1699万円まで幅広く分布しており、この年式最大の特徴は、ディスプレイオーディオが標準的に採用され始めた“過渡期モデル”である点にある。
本稿では、実際の掲載データをもとに、価格の内訳・装備の傾向・狙い目グレードを具体的に整理していく。
営業電話の嵐を避けながら、全国8,000店以上の競争で愛車の高値を狙えます。
30秒で無料査定を始めて、愛車の価値を確かめる
2020年式アルファードの中古車価格はいくら?
現在の中古車市場を見渡すと、2020年式アルファードの平均価格は373万円前後、あるいは378万円台という調査結果もあり、資料によって多少のブレはあるものの、おおむね370万〜380万円台に収れんしている。
価格帯としては117.4万円から1699万円まで、驚くほど幅がある。
これは同じ「2020年式アルファード」という括りの中に、走行距離もグレードも装備もまったく違う個体が混在しているためだ。
たとえば福岡県のバージョン北九州店に出ていた「アルファード ハイブリッド 2.5 SR」は支払総額421.7万円。
対して滋賀県のK Produce nice野洲店の「2.5 S Cパッケージ」は374.6万円というように、同じ2020年式でもグレードとオプションの組み合わせ次第で数十万円単位の差が生まれている。
一方で、上限に近い1699万円という価格は「3.5 エグゼクティブラウンジ ロイヤルラウンジ」のような特別仕様だ。
フルパーテーション冷蔵庫やVIPプレミアムナッパ本革エアシートを備えた最上級グレードの個体であり、一般的な2020年式アルファードの実勢とは切り離して考える必要がある。
なお、下限に近い117万円台の個体については、掲載情報の中に走行距離や修復歴の詳細が明記されていないケースが多く、なぜそこまで価格が抑えられているのかを断定することはできない。
筆者としては、極端に安い個体は総支払額の内訳(諸費用・整備費用込みかどうか)や走行距離、修復歴の有無を販売店に個別確認することを強くすすめたい。
つまり「2020年式アルファード 中古 価格」を調べる際は、平均値だけを鵜呑みにせず、自分が求めるグレードの相場帯を個別に確認することが欠かせない。
なぜ2020年式がディスプレイオーディオ標準化の境目なのか?
2020年式アルファードの中古車情報を見ると、多くの掲載車両の装備欄に「ディスプレイオーディオ」「9インチディスプレイオーディオ」「純正ディスプレイオーディオ」という表記が並んでいる。
これは、トヨタが従来のメーカーオプションナビ中心の構成から、スマートフォン連携を前提としたディスプレイオーディオへと舵を切った時期に、この2020年式アルファードが重なっているためだと考えられる。
実際、北九州のバージョン北九州店の車両は「デジタルインナーミラー」「BSM」「ディスプレイオーディオ」「フルセグ」「バックカメラ」を組み合わせて掲載している。
札幌のカーセブン札幌清田店の1台も「9インチディスプレイオーディオ」を前面に打ち出しており、装備欄での訴求力の高さがうかがえる。
ここで一点、今回の調査で見えてきた独自の傾向を紹介したい。
掲載データを横断すると、ディスプレイオーディオを搭載した個体は、同程度のグレード・走行距離の純正メモリーナビ搭載車と比べて、支払総額がおおむね同水準か、むしろ数万円〜十数万円ほど高値で取引されている傾向が見られた。
これは、ディスプレイオーディオの中古市場での再評価が進み、スマホ連携という利便性がそのまま価格に転嫁され始めていることを示唆していると筆者は見ている。
一方で、同じ2020年式の中でも「純正メモリナビ」「10.5インチメーカーOPナビ」を搭載した個体も混在しているため、購入時はカタログ上の年式だけでなく、実車の装備欄を必ず確認する必要がある。
つまり2020年式は、旧来のメモリーナビ世代とディスプレイオーディオ世代の分岐点に位置しており、この年式以降を選べば、スマホ連携やアップデート性に優れた新しい操作系を中古車価格で手に入れられる可能性が高いということだ。
2020年式で狙い目とされるグレード・装備は?
今回集めた掲載データを横断すると、2020年式アルファードの中古車には主に次のようなグレード・装備の傾向が見えてくる。
グレードごとの価格帯と主要装備を整理すると、以下のようになる。
| グレード | おおよその価格帯 | 主な装備傾向 |
|---|---|---|
| 2.5 S/2.5 S Cパッケージ | 300万円台〜380万円台 | 両側電動スライドドア、純正ナビまたはディスプレイオーディオ、バックカメラ |
| 2.5 SR/ハイブリッドSR | 380万円台〜430万円台 | デジタルインナーミラー、BSM、エンジンスターター |
| ハイブリッド エグゼクティブラウンジ | 500万円前後〜 | サンルーフ、フリップダウンモニター、パノラミックビューモニター、JBLサウンド、レーダークルーズ、AC100V電源 |
※価格帯は今回確認できた掲載事例からの目安であり、走行距離・車検残・地域差により変動する。
たとえば埼玉県のガリバー吉川美南店に出ていた「ハイブリッド エグゼクティブ ラウンジ S E-Four」は、サンルーフ、メーカーナビ、フリップダウンモニター、パノラミックビュー、ETC2.0、前後ドラレコ、JBL、レーダークルーズ、デジタルミラー、シートヒーター、ベンチレーション、AC100Vを一台に詰め込みながら支払総額511.3万円という価格で掲載されていた。
一方、彦根市のネクステージ彦根店の「2.5 S タイプゴールド」は、サンルーフや純正ナビ、両側パワースライドドアを備えながら377.7万円と、装備量の割に価格が抑えられていた点が目を引く。
筆者としては、この価格帯のばらつきこそが「狙い目」を見つける手がかりになると考えている。
同じグレード名でも販売店やタイミングによって数十万円の差が出ることは珍しくなく、複数の販売店を横断して見積もりを取ることが、結果的に一番の節約につながる。

何店舗も回らず、たった1回の査定で高値を目指せます。
全国8,000店以上が競り合い、面倒な価格交渉はユーカーパックにおまかせ。
連絡窓口も1社だけなので、営業電話に追われず次のカーライフの資金を増やせる可能性があります。
無料査定で手間なく愛車の高値を狙う
走行距離・車検・修復歴はどう見るべきか?
今回の掲載車両を見ると、走行距離は1.4万kmという比較的浅い個体から、9.5万km前後まで幅広く存在している。
たとえば盛岡市のガリバー盛岡南店の「ハイブリッド 2.5 X E-Four」はワンオーナー・走行1.4万kmで377.8万円。
対して愛知県のACTION1豊田店に出ていた「2.5 S Cパッケージ」は走行9.5万kmで支払総額319万円台と、走行距離の差が価格に反映されているのが分かる。
車検については「2027年」「2028年」といった残存期間が記載された車両が多く、法定整備付きや保証付きの表記がある販売店も目立つ。
なかには「軽度の修復歴があります。走行に影響はございません」と明記している車両(兵庫県エムアンドエムの個体)もあり、修復歴の有無は価格だけでなく販売店の情報開示姿勢を見極める材料にもなる。
走行距離が浅く、修復歴なし、車検残が長い車両ほど価格は高くなる傾向にある。
逆に言えば、走行距離はそこそこでも装備が充実し、価格が抑えられた車両を見つけられれば、それこそが真の狙い目になるということだ。
アルファードの世間の評価はどうなのか?(※2015〜2023年モデル全体の傾向)
ここで紹介するクチコミ評価は、2020年式単体のデータではなく、2015年〜2023年モデルのアルファード全体を対象にした集計である点をあらかじめお断りしておきたい。
2020年式に限定した独立の評価データは今回確認できなかったため、あくまで参考情報として読んでほしい。
全体の総合評価は4.6点と非常に高く、なかでも「居住性」4.8点、「積載性」4.6点というスコアが際立っている。
一方で「維持費」は3.2点とやや低めに評価されており、燃費や維持コストに対する満足度は控えめであることがうかがえる。
別の集計では総合評価4.2点、外観4.5点、乗り心地4.6点という数字も見られ、資料によって評価軸は異なるものの、共通しているのは「快適性・居住性への高評価」と「維持費への辛口評価」という構図だ。
アルファードというクルマは、燃費や維持費を重視するユーザーよりも、車内空間の快適さや家族・多人数での移動を重視するユーザーから支持されていると読み取れる。
WLTCモード燃費は9.6〜14.8km/L、JC08モードでは9.1〜19.4km/Lとグレード・エンジン形式によって幅があり、ハイブリッドモデルとガソリンモデルでは維持費の実感も変わってくるはずだ。
2020年式固有の評判を知りたい読者は、この全体傾向を土台にしつつ、実際に候補車両を試乗した際の乗り心地や静粛性を自分の目と耳で確かめることをおすすめしたい。
考察:2020年式アルファードは本当に「狙い目」なのか
ここからは筆者としての私見を述べたい。
今回のデータを俯瞰して感じるのは、2020年式アルファードは「型落ち感の薄い中古車」として非常にバランスが良いということだ。
ディスプレイオーディオへの過渡期にあたるこの年式は、旧世代のナビシステムに比べてスマートフォンとの親和性が高く、今後さらに数年落ちが進んでも操作系の陳腐化が起きにくいという点で、中長期的な満足度が保たれやすいと考えられる。
先に触れた通り、ディスプレイオーディオ搭載車がメモリーナビ搭載車よりやや高値で取引される傾向は、この装備が単なる流行ではなく、中古市場において資産価値として認識され始めていることの表れだと筆者は考えている。
また、平均価格370万円台という水準は、新車のアルファードと比べれば数百万円単位で抑えられており、装備充実グレードでも予算内に収めやすいという意味でも合理的な選択肢になり得る。
ただし個人的には、価格帯の下限117万円台という数字には注意が必要だとも感じている。
こうした極端に安い個体は、走行距離や修復歴などの詳細情報が掲載時点で十分に開示されていないケースが見受けられ、価格だけで飛びつくのはリスクを伴うと考えられる。
筆者としては、複数の販売店の在庫と支払総額(車両本体価格に加え、諸費用や整備費用を含めた金額)を比較したうえで、装備欄に「ディスプレイオーディオ」「トヨタセーフティセンス」「両側電動スライドドア」といったキーワードがそろっているかを確認する購入プロセスをおすすめしたい。
今後の見通しとしては、2020年式アルファードは現行モデル(2023年6月〜生産)の存在感が増すにつれて、じわじわと価格がこなれていく可能性があると筆者は予測している。
一方で、ミニバン市場全体の人気の高さを踏まえると、極端な値崩れは起きにくく、装備が充実した個体から先に売れていく状態がしばらく続くのではないか、というのが現時点での筆者の見立てである。
なお、この見通しはあくまで今回確認できた掲載データと市場全体の傾向をもとにした推測であり、今後の販売台数や新モデルの動向次第で変わり得る点は付け加えておきたい。
まとめ
2020年式アルファードの中古車は、平均価格370万〜380万円台、価格帯117万〜1699万円という幅広いレンジの中に存在している。
この年式はディスプレイオーディオが普及し始めた過渡期にあたり、旧来のメモリーナビ搭載車とディスプレイオーディオ搭載車が混在している点が最大のポイントだ。
グレードは2.5 S系からハイブリッドエグゼクティブラウンジまで幅広く、走行距離・車検残・修復歴の有無によって価格は大きく変動する。
購入を検討する際は、平均価格だけで判断せず、装備欄とグレード名、支払総額の内訳まで丁寧に見比べることが、本当の意味での「狙い目車両」を見つける近道になるはずだ。
よくある質問
2020年式アルファードの中古車の相場はいくらですか?
平均価格はおおむね370万〜380万円台で、価格帯は117万円台から1699万円まで、グレードや装備によって大きく変動する。
2020年式アルファードはディスプレイオーディオが標準装備ですか?
すべての個体が標準というわけではなく、純正メモリーナビ搭載車も混在している。装備欄を実車ごとに確認する必要がある。
2020年式アルファードで狙い目のグレードは?
装備充実度と価格のバランスで見ると、2.5 S Cパッケージや2.5 SR系が主力候補になりやすいが、支払総額と走行距離を必ず比較したい。
「まだ売るか決めていない」という段階でも、まずは愛車の評価を確認できます。
査定・オークション出品・売却手続きの仲介手数料は0円です。
電話の窓口はユーカーパック1社だけで、不特定多数の業者から連絡が来る心配もありません。
希望額に届かなければ無理に売る必要はないため、最初の一歩は愛車情報を入力するだけ。
30秒の無料入力で、後悔しない売却価格を確かめる

