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新車購入後も安心!「メルセデス・ケア」の保証内容・無料点検・消耗品交換まとめ

洗練された正規ショールームに佇む最新型メルセデス・ベンツと整備を受ける美しいエンジンルーム メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツの新車保証「メルセデス・ケア」は、購入から3年間・走行距離無制限で一般保証・無料定期点検・消耗品交換・24時間ツーリングサポートが無償付帯する総合アフターサービスです。

輸入車を所有する際、多くのドライバーが真っ先に気にするのは「日々の維持費」と「万が一の故障リスク」ではないでしょうか。

数万点もの高精度な機械部品と複雑な電子制御システムが組み合わされた現代のプレミアムカーにおいて、メンテナンスの質はそのまま安全性と資産価値に直結します。

メルセデス・ベンツ日本が提供する「メルセデス・ケア」は、そうしたオーナーの心理的負担を解消し、常に万全のコンディションでステアリングを握り続けるための基盤となるプログラムです。

本記事では、2026年最新の改定情報やMBUXオンライン更新の運用実態、無料点検や消耗部品の適用範囲、無償対象外となる除外条件、さらに4年目以降の延長保証プログラムの費用目安までを網羅して徹底解説します。

  1. メルセデス・ケアとは?新車登録から3年間の手厚い無償サポート
  2. 2026年最新の改定点とは?規約変更とMBUXソフトウェア運用の進化
  3. メルセデス・ケアを構成する4つの主要サポート項目
    1. 1. 一般保証(3年間・走行距離無制限)
    2. 2. 定期メンテナンスおよび消耗品交換
    3. 3. 24時間ツーリングサポート
    4. 4. MBUXナビゲーションおよびシステム更新
  4. 無料点検と消耗品交換の範囲:どこまでが無償対象なのか?
  5. 要注意!メルセデス・ケアの対象外となる主な項目と除外条件
  6. 24時間ツーリングサポートの活用法と知っておくべき適用条件
    1. トラブル発生時の手厚いバックアップ実例
    2. 利用時の重要な注意点と制限事項
  7. メルセデス・ベンツ主要保証プログラムの比較一覧
  8. 4年目以降はどうなる?選べる延長保証プログラムの全体像と費用目安
    1. 1. 4〜5年目をトータルカバーする「メンテナンス&保証プラス」
    2. 2. 6年目以降や中古車に対応する「メンテナンスプラス ライト」
    3. 3. 高額修理リスクに備える「ツーリングサポート保証プラス」
  9. 高坂 遼の視点:他社比較から見える「メルセデス・ケア」の真価と市場への影響
  10. また、4年目以降の初回車TITLE: 【2026年最新】メルセデス・ケア改定と保証内容まとめ!無料点検・消耗品交換・延長プログラムを徹底解説
  11. メルセデス・ケアとは?新車登録から3年間の手厚い無償サポート
  12. 2026年最新の改定点とMBUXソフトウェア更新の進化
  13. メルセデス・ケアを構成する4つの主要サポート項目
    1. 1. 一般保証(3年間・走行距離無制限)
    2. 2. 定期メンテナンスおよび消耗品交換
    3. 3. 24時間ツーリングサポート
    4. 4. MBUXナビゲーションおよびシステム更新
  14. 無料点検と消耗品交換の範囲:どこまでが無償対象なのか?
    1. 無償交換の対象となる主な消耗品・油脂類
    2. 【要注意】無償交換の対象外となる代表的な項目
  15. 24時間ツーリングサポートの活用法と知っておくべき適用条件
    1. トラブル発生時の手厚いバックアップ実例
    2. 利用時の重要な注意点と制限事項
  16. メルセデス・ベンツ主要保証プログラムの比較一覧
  17. 4年目以降はどうなる?選べる延長保証プログラムの全体像
    1. 1. 4〜5年目をトータルカバーする「メンテナンス&保証プラス」
    2. 2. 6年目以降や認定中古車に対応する「メンテナンスプラス ライト」
    3. 3. 高額修理リスクに備える「ツーリングサポート保証プラス」
  18. 高坂 遼の視点:他社比較から見える「メルセデス・ケア」の真価と市場への影響
    1. 年間2万km走行ユーザーにおける経済的メリットの試算
    2. 初回車検時のリスク分岐点:延長保証「保証プラス」に入るべきか?
    3. リセールバリュー(残価率)防衛のエコシステム
  19. まとめ
  20. よくある質問
    1. メルセデス・ケアの期間中に走行距離の制限はありますか?
    2. タイヤのパンクや摩耗はメルセデス・ケアで無料交換できますか?
    3. メルセデス・ケアの権利は中古車として売却・購入した際も引き継げますか?

メルセデス・ケアとは?新車登録から3年間の手厚い無償サポート

メルセデス・ケアとは、日本国内の正規販売店で新車を購入したすべてのオーナーに標準付帯する、新車登録日から3年間の総合保証プログラムです。

最大の特長は、万が一の故障修理を無償で行う「一般保証」だけでなく、定期点検や指定消耗品の交換工賃・部品代、路上トラブル時のロードサービスまでが一体化されている点にあります。

エンジン車(ガソリン・ディーゼル)、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド(PHEV)の全モデルに適用され、期間内の走行距離制限は設定されていません。

なお、完全電気自動車であるMercedes-BenzのEVモデル(EQシリーズ等)向けには、基本保証を新車登録から5年間または走行距離10万kmまでカバーする「EQケア」が適用されます。

自動車という精密機械は、適切な時期に適切なメンテナンスを施して初めて設計本来の走行性能を発揮します。

メルセデス・ケアは、その理想的な状態を維持するための費用をメーカー側があらかじめ担保するシステムといえます。


2026年最新の改定点とは?規約変更とMBUXソフトウェア運用の進化

2026年におけるメルセデス・ケアの最新改定では、電子プラットフォームの高度化に伴い、車載通信・OTA(Over-The-Air)アップデートおよびADAS(高度運転支援システム)関連の診断規定が大幅に見直されました。

従来のハードウェア中心の機械整備規定に加え、ソフトウェア起因の不具合診断やセンサー補正(キャリブレーション)が明確に無償保証の必須対象項目として再定義されています。

改定の主要なポイントは以下の通りです。

  • OTAナビ・ソフトウェア更新の無償標準化:従来ディーラー入庫時に手動更新していた地図データや車載制御ソフトが、MBUX通信モジュール経由で自動無償配信される体制へ完全統合。
  • ADASセンサー診断の必須化:1年点検・2年点検時におけるレーダー・ミリ波・ステレオカメラのキャリブレーション診断が無料定期点検の基本作業項目に追加。
  • 通信モジュール不具合の保証明確化:コネクテッド機能(Mercedes me connect)に関わるECUや車載通信機器の不具合が一般保証の対象範囲として明文化。
  • デジタルサービスの適用期間連携:メルセデス・ケアの3年間満了に伴い、有償サブスクリプションへ移行するデジタル機能の移行手続きと診断ルールの明確化。

従来の「オイルやブレーキパッドの摩耗を直す」という機械的なメンテナンスから、「走るコンピュータとしての健全性を維持する」というデジタル領域の保証へと規約が大きく進化しました。

これにより、オーナーは最新の安全運転支援やナビゲーション機能を常にベストな状態で維持できるようになっています。


メルセデス・ケアを構成する4つの主要サポート項目

メルセデス・ケアの骨幹は、「一般保証」「定期メンテナンス」「24時間ツーリングサポート」「デジタル機能・ナビデータ更新」の4要素で構築されています。

それぞれの具体的な役割とサービス内容を順に確認していきます。

1. 一般保証(3年間・走行距離無制限)

ボディ、エンジン、トランスミッション、電子制御ユニット、エアコンなど、車両を構成する純正部品に不具合が発生した場合、正規サービス工場で無償修理が行われます。

走行距離の上限がないため、毎日の通勤や長距離移動で年間数万キロを走るヘビードライバーであっても等しく保証を受けられるのが強みです。

2. 定期メンテナンスおよび消耗品交換

新車登録から3年間のあいだに実施される法定点検(1年点検、2年点検)およびメーカー指定点検がすべて無償で受けられます。

点検時にメーカーの摩耗・劣化基準に達していると判定された消耗品や油脂類は、純正部品代および交換工賃を含めて無料で交換・補充されます。

3. 24時間ツーリングサポート

ドライブ中の万が一の故障や事故によって自走不能となった際、24時間365日体制で専門オペレーターが救助を手配するロードサービスです。

現場での応急処置や指定工場へのレッカーけん引にとどまらず、遠方でのトラブル時には同乗者を含めた帰宅交通費や宿泊費用の手配・負担までカバーされます。

4. MBUXナビゲーションおよびシステム更新

最新のMBUX搭載車両では、通信モジュールを介して最新の地図データや機能拡張プログラムが無償で配信されます。

店頭入庫時にも専用テスターを用いた診断と最新ファームウェアへの適用が無償で実施され、常に最新のナビゲーション環境が維持されます。

※画像はAIによるイメージ

無料点検と消耗品交換の範囲:どこまでが無償対象なのか?

メルセデス・ケアのなかで、日常の維持費削減として最も実効性が高いのが「定期点検」と「指定消耗品・油脂類の無償交換」です。

新車から3年間のあいだに実施される定期点検のスケジュールは以下の通りです。

  • 新車6ヶ月点検:初期の馴染み、各部締結ボルトの緩み、各種フルードの液量を点検する初期チェック
  • 新車12ヶ月点検(法定1年点検+メーカー指定点検):安全走行に関わる機能測定、電子診断テスターによるエラーチェック
  • 新車24ヶ月点検(法定1年点検+メーカー指定点検):2年目に行う総合的な機能診断、主要消耗部品の摩耗・劣化判定

これらの点検時に、走行距離や使用期間が交換基準に達していると判断された項目が無償交換の対象となります。

具体的に無償交換の対象となる主な消耗品・油脂類は以下の通りです。

  • エンジンオイルおよびオイルフィルター
  • ブレーキパッド(摩耗警告灯点灯または基準残量以下の場合)
  • ワイパーブレードラバー(年1回定期交換)
  • エアコン用マイクロフィルター(ポーレンフィルター)
  • ブレーキフルード(車検前規定インターバル)
  • ウインドウォッシャー液の補充
  • メインバッテリーおよびサブバッテリー(メーカーのテスター診断で性能低下が確認された場合)

欧州プレミアムカーの定期点検や純正パーツ交換を都度実費で支払う場合、3年間で数十万円規模の出費となることが一般的です。

メルセデス・ケアの適用期間中であれば、これらの基本メンテナンス費用を気にすることなく、常に正規のコンディションを保つことができます。


要注意!メルセデス・ケアの対象外となる主な項目と除外条件

メルセデス・ケアは非常に包括的なプログラムですが、すべての部品やトラブルが無条件で無償になるわけではありません。

オーナーが自己負担しなければならない代表的な項目や、保証対象外となる除外条件をあらかじめ把握しておくことが重要です。

  • タイヤ代およびパンク修理費用:摩耗によるタイヤ交換、釘踏みによるパンク修理、ホイールのリム打ち破損などは完全自己負担となります。
  • 事故や外的要因による外装・下回り破損:飛び石によるフロントガラスのヒビ割れ、接触事故によるボディ破損、冠水や塩害による被害は車両保険や実費対応となります。
  • 過失や使用上の誤り:指定外燃料(ガソリン車への軽油給油、軽油車へのガソリン給油など)の誤給油による燃料系トラブルや、過積載による破損。
  • 社外品の取り付けや不正改造:非認証のECUチューニング(ROM書き換え)、足回りの社外品ローダウン、非正規電装品の割り込み配線に起因する電気系トラブル。
  • 正規ディーラー以外での点検・修理:認証を受けていない一般工場で分解整備やオイル交換を行い、それが原因で生じた不具合。

特に近年のモデルは高度な車載通信やADASセンサーを搭載しているため、社外品の電装品やドライブレコーダーの後付け作業には細心の注意が必要です。

配線ミスによるシステムエラーが発生した場合、保証適用外として高額な修理工賃が発生するリスクがあるため、カスタマイズの際も正規ディーラーへ相談することをおすすめします。


24時間ツーリングサポートの活用法と知っておくべき適用条件

ロングドライブや深夜の移動時に頼もしい味方となるのが「24時間ツーリングサポート」です。

車内のオーバーヘッドコントロールパネルに配置された「meボタン」または「SOSボタン」を押すか、専用のフリーダイヤルへ連絡することで、専門オペレーターに直結します。

トラブル発生時の手厚いバックアップ実例

例えば、遠方へのドライブ中にタイヤのバーストや電気系統のトラブルで走行不能になった場合、オペレーターが最寄りの正規ディーラー指定工場までのレッカー移動を手配します。

さらに、車両の修理によって当日の帰宅が困難になった場合には、代替交通機関(新幹線・特急・飛行機・レンタカー・タクシー等)の費用や、当日の宿泊費用が規定の範囲内で補償されます。

同乗者の移動手段まで含めて一貫したサポート体制が敷かれている点は、プレミアムブランドならではの強みです。

利用時の重要な注意点と制限事項

非常に充実したロードサービスですが、適用を受けるためには公式規約に基づく以下の条件を遵守する必要があります。

  • 専用窓口への事前連絡が必須:JAFや自動車保険のロードサービスなど、オーナー自身が個別に手配したレッカー費用や修理代は後からの精算・補償対象外となります。必ず車内ボタンまたは専用窓口へ最初に連絡を入れる必要があります。
  • 自宅や保管場所でのトラブル制限:車両が自宅敷地内や登録された車庫保管場所にある状態での不動トラブルについては、出張応急作業は対象となるものの、遠方トラブル向けの宿泊費・代替交通費補償は適用されません。
  • 長距離搬送の規定:出先から遠隔地の自宅近くにある指定工場へ搬送を希望する場合、走行不能地点からの直線距離や搬送条件に関する規定が存在します。

メルセデス・ベンツ主要保証プログラムの比較一覧

新車から3年間のメルセデス・ケア、EV専用のEQケア、そして4年目以降の延長保証プログラムの違いを以下の表にまとめました。

プログラム項目 メルセデス・ケア(新車3年間) EQケア(電気自動車専用) 4〜5年目(メンテナンス&保証プラス)
対象期間 新車登録から3年間 新車登録から5年間 新車登録から4〜5年目(2年間)
走行距離制限 無制限 100,000kmまで 無制限
一般保証 無償修理(全額メーカー負担) 無償修理(駆動用バッテリー含む) 有償加入による継続保証
定期点検 6・12・24ヶ月点検が無償 規定定期点検が無償 法定点検+メーカー点検が無償
消耗品・油脂類交換 基準到達で無償交換 基準到達で無償交換 パッケージ内で無償交換
24時間ツーリングサポート 標準付帯(24時間365日) 標準付帯(24時間365日) 保証期間中継続して付帯
加入費用 車両本体価格に含む(実質無料) 車両本体価格に含む(実質無料) 有償(車種クラス別:約15万円〜60万円程度)


4年目以降はどうなる?選べる延長保証プログラムの全体像と費用目安

メルセデス・ケアの有効期間である3年間(初回車検の満了日)を迎えた後も、メルセデス・ベンツには安心を継続させるための有償延長プログラムが用意されています。

走行距離が伸びる方や、1台の車に長く乗り続けたいオーナーに向けた代表的な選択肢と費用目安は以下の通りです。

※画像はAIによるイメージ

1. 4〜5年目をトータルカバーする「メンテナンス&保証プラス」

新車登録から4年目と5年目の2年間をサポートする総合パッケージです。

突発的な故障修理をカバーする「保証プラス」と、4年目・5年目の法定点検および定期交換部品代をカバーする「メンテナンスプラス」が一体化されています。

新車購入時または初回車検前のメルセデス・ケア期間中に加入することで、個別に契約するよりも割安なパッケージ料金が適用されます。

加入費用の目安(車種クラス別の概算)は以下の通りです。

  • Aクラス / Bクラス / CLA / GLA:約15万円 〜 22万円
  • Cクラス / GLC:約25万円 〜 35万円
  • Eクラス / GLE:約35万円 〜 48万円
  • Sクラス / Gクラス / GLS:約50万円 〜 65万円

2. 6年目以降や中古車に対応する「メンテナンスプラス ライト」

初度登録から6年目以降の車両や、中古車としてメルセデスを購入したオーナー向けに設定されているのが「メンテナンスプラス ライト」です。

2年単位で何度でも継続加入が可能であり、法定点検や指定交換部品(オイル、フィルター等)のメンテナンス費用を定額化できます。

3. 高額修理リスクに備える「ツーリングサポート保証プラス」

初度登録から9年目まで加入可能なプログラムで、万が一ツーリングサポートによるけん引が必要となった場合に、その原因となった故障部位の修理費用をカバーします。

年式が進んだプレミアムカーにおいて懸念される、突発的な高額修理費用への優れたリスクヘッジとなります。


高坂 遼の視点:他社比較から見える「メルセデス・ケア」の真価と市場への影響

自動車ライターとして国内外の各ブランドを取材し、その構造設計と保証制度を比較してきた僕の視点から、メルセデス・ケアが持つ本質的な価値について考察します。

欧州プレミアム市場において、BMWは「BMWサービス・インクルーシブ」、アウディは「アウディ・フリーウェイプラン」を展開しています。

これら競合各社も手厚いメンテナンスパックを用意していますが、メルセデス・ケアの際立ったアドバンテージは「初期3年間の走行距離無制限」と「車両本体価格への完全標準付帯」という一貫性にあります。

例えば、年間2万km以上を走る長距離ツアラーの場合、3年間で走行距離は6万kmを超えます。

この間に発生するエンジンオイル交換(5〜6回)、ブレーキパッド・ローターの前後交換、ワイパーや各種フィルター交換を実費で賄えば、工賃込みで総額40万円〜50万円以上の維持費がかかります。

メルセデス・ケアはこの費用をすべてゼロに抑え込めるため、長距離を走るユーザーほど経済的な恩恵が極めて大きくなります。


また、4年目以降の初回車TITLE: 【2026年最新】メルセデス・ケア改定と保証内容まとめ!無料点検・消耗品交換・延長プログラムを徹底解説

メルセデス・ベンツの新車保証「メルセデス・ケア」は、購入から3年間・走行距離無制限で一般保証・無料定期点検・指定消耗品交換・24時間ツーリングサポートが無償付帯する総合アフターサービスプログラムです。

輸入プレミアムカーを所有するにあたり、多くのドライバーが真っ先に直面するのは「日々の維持費」と「故障時の突発的な修理費用」に対する不安ではないでしょうか。

数万点もの高精度な機械部品と高度な電子制御ネットワークが緻密に組み合わされた現代のメルセデスにおいて、定期メンテナンスの精度はそのまま走行安全性と将来のリセールバリューに直結します。

メルセデス・ベンツ日本が展開する「メルセデス・ケア」は、そうしたオーナーの心理的・金銭的ハードルを取り払い、常に新車本来のポテンシャルを味わい続けるための強固な基盤です。

本記事では、2026年最新の規約改定における運用実態やMBUXオンライン更新の進化、無料点検や消耗部品の厳密な適用範囲、さらに対象外となる注意点や4年目以降の延長保証費用まで、自動車ライターの視点から徹底的に解説します。


メルセデス・ケアとは?新車登録から3年間の手厚い無償サポート

メルセデス・ケアとは、日本国内の正規販売店で新車を購入したすべてのオーナーに標準付帯する、新車登録日から3年間の包括的な車両保証・メンテナンスプログラムです。

最大の特長は、万が一の自然故障を無償修理する「一般保証」だけでなく、法で定められた定期点検、走行に応じた指定消耗品や油脂類の交換工賃・部品代、路上トラブル時のロードサービスまでがすべて車両本体価格に含まれている点にあります。

ガソリン車、ディーゼル車、48Vマイルドハイブリッド(ISG/BSG)、プラグインハイブリッド(PHEV)を含む全モデルに適用され、期間内の走行距離制限は一切設けられていません。

なお、バッテリーEV(完全電気自動車)のMercedes-Benz各モデルに対しては、基本保証を新車登録から5年間または走行距離10万kmまで拡大カバーする専用プログラム「EQケア」が適用されます。

自動車という工業製品は、適切なインターバルで適切な油脂類とパーツを供給して初めて、設計図通りの剛性感としなやかな乗り味を発揮します。

メルセデス・ケアは、その理想的な走行状態を3年間にわたって維持し続けるためのコストを、メーカーがあらかじめ担保する画期的な仕組みといえます。


2026年最新の改定点とMBUXソフトウェア更新の進化

2026年の運用基準改定において、メルセデス・ケアは「OTA(Over-The-Air)無線通信を活用した常時最新化」と「ADAS(先進運転支援システム)電子診断の厳格な標準化」という2つの大きな進化を遂げました。

従来の定期点検では、メカニカルな油脂類交換やブレーキ残量確認が主軸であり、ナビゲーションの地図更新は年1回のディーラー入庫時に専用テスターを介して手動で書き換える運用が中心でした。

2026年現在の運用体制では、対話型インフォテインメント「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を搭載する全現行車種において、車載通信モジュールによる自動オンライン更新がメルセデス・ケアの標準枠組みとして完全に統合されています。

最新の規約改定および運用アップデートの主なポイントは以下の通りです。

  • MBUXオンライン地図更新の自動配信化:ディーラーへ車両を持ち込むことなく、差分ナビゲーションデータが通信経由で自動更新されます。
  • ADASカメラ・ミリ波レーダー診断プロトコルの必須化:1年点検・2年点検の標準点検項目として、電子診断テスターを用いた「レーダーセーフティパッケージ」の光軸・センサーキャリブレーション診断が明文化されました。
  • コネクテッドサービス(Mercedes me connect)との連携強化:ブレーキパッドの摩耗状況やオイル劣化度合いを車両自身が常時モニタリングし、交換推奨時期を迎えると担当ディーラーからオーナーへ自動で入庫案内が届くプロアクティブな体制が標準化されました。

単なる「壊れた機械を直す保証」から、「高度なソフトウェアとセンサー群の健全性を常時維持するデジタル保証」へと、その守備範囲を大きく拡大させています。


メルセデス・ケアを構成する4つの主要サポート項目

メルセデス・ケアの根幹は、「一般保証」「定期メンテナンス」「24時間ツーリングサポート」「デジタル機能・ナビデータ更新」の4本柱で強固に構築されています。

それぞれの具体的な役割とサービス内容を順に深掘りしていきます。

1. 一般保証(3年間・走行距離無制限)

エンジン、トランスミッション、サスペンション、エアコン、車載ディスプレイ、各種電子制御コンピューター(ECU)など、車両を構成する純正部品に材質上または製造上の不具合が発生した場合、正規サービス工場で無償修理が行われます。

走行距離の上限が設定されていないため、ビジネスやグランドツーリングで年間2万km〜3万kmを走破するヘビードライバーであっても、期間内であれば等しく万全の無償修理を受けられるのが最大の強みです。

2. 定期メンテナンスおよび消耗品交換

新車登録から3年間のあいだに訪れる法定点検(1年点検、2年点検)およびメーカー指定の定期点検がすべて無償で実施されます。

点検入庫時にメーカー規定の摩耗・劣化基準に達していると判定された消耗部品や油脂類は、純正パーツ代金だけでなく交換作業工賃を含めてすべて無料で交換・補充されます。

3. 24時間ツーリングサポート

ドライブ中の突発的な故障や走行不能トラブルに遭遇した際、24時間365日体制でオペレーターが対応する専用のロードサービスです。

現場での応急処置や指定工場へのレッカーけん引にとどまらず、遠方でのアクシデント時には同乗者を含めた帰宅交通費や宿泊費用の手配・負担まで包括的にカバーされます。

4. MBUXナビゲーションおよびシステム更新

車載通信モジュールを介して最新の地図データや機能アップデートが無償配信されます。

また、定期点検入庫時にはディーラーの専用診断機(XENTRYテスター)を用いてパワートレインや各種ECUの最新ファームウェア適用が無償で実施され、常に最新の走行・制御クオリティが保たれます。

※画像はAIによるイメージ

無料点検と消耗品交換の範囲:どこまでが無償対象なのか?

メルセデス・ケア期間中において、日常のランニングコスト削減として最も実利が大きいのが「法定点検」と「指定消耗品・油脂類の無償交換」です。

新車から初回車検を迎えるまでの定期点検スケジュールは以下のサイクルで実施されます。

  • 新車6ヶ月点検(無料点検):初期の馴染み、各部締結ボルトのトルクチェック、各種油脂類の液量点検
  • 新車12ヶ月点検(法定1年点検+メーカー指定点検):電子テスター診断、ブレーキ機構・下回り点検、規定消耗品の交換判定
  • 新車24ヶ月点検(法定1年点検+メーカー指定点検):2年目の総合機能診断、排出ガス・動力伝達系チェック、主要消耗品の交換判定

無償交換の対象となる主な消耗品・油脂類

点検時にメーカー指定の残量・使用期間・走行距離基準を満たしている場合、以下のパーツが無償で交換されます。

  • エンジンオイルおよびオイルフィルター
  • ブレーキパッド(摩耗警告灯点灯、または残量規定値以下の場合)
  • ブレーキフルード(2年ごとの定期交換指定)
  • ワイパーブレードラバー(年1回の定期交換)
  • エアコン用マイクロフィルター(ポーレンフィルター)
  • ウインドウォッシャー液の補充
  • メインバッテリーおよび補機バッテリー(テスター診断による性能低下確認時)

欧州プレミアムカーの定期点検や純正パーツ交換を実費で支払う場合、通常は3年間で合計30万〜50万円規模の維持費が発生します。

メルセデス・ケア適用下であれば、これらの基本維持費を実質ゼロに抑えながら、常に万全のコンディションを享受できます。

【要注意】無償交換の対象外となる代表的な項目

非常に手厚いメルセデス・ケアですが、すべての部品が無条件で無料になるわけではありません。以下の項目はオーナーの実費負担となります。

  • タイヤ本体の摩耗・パンク:タイヤ交換費用、ホイールアライメント調整費用
  • 外装・内装の傷や経年劣化:飛び石によるガラス破損、ボディの傷・凹み、シート表皮の擦れや破れ
  • 社外品・後付けパーツに起因する不具合:非純正パーツの装着や非公認のECUチューニングに起因する故障
  • 使用上の過失や天災:指定外の燃料(軽油車へのガソリン誤給油等)使用による故障、水没・事故による破損

24時間ツーリングサポートの活用法と知っておくべき適用条件

ロングドライブや深夜のハイウェイ移動時に心強い守護神となるのが「24時間ツーリングサポート」です。

車内のオーバーヘッドコンソールに配置された「meボタン」または「SOSボタン」を押すか、専用フリーダイヤルへコールすることで、専門オペレーターへ瞬時に接続されます。

トラブル発生時の手厚いバックアップ実例

例えば、遠方への旅行中にオルタネーターの不具合やタイヤのパンクによって自走不能となった場合、最寄りの正規ディーラー指定工場までのレッカーけん引(距離制限なし)が手配されます。

さらに、車両の即日修理が不可能で当日の帰宅が困難と判断された場合、以下の手厚い補償が提供されます。

  • 代替交通費の負担:目的地または自宅へ向かうための新幹線特急券、航空券、レンタカー代、タクシー代等(同乗者全員分)
  • 宿泊費用の負担:帰宅困難に伴うホテル宿泊費用(1名あたり上限規定あり、同乗者全員分)
  • 修理完了後の車両引取費用:遠方で修理が完了した車両を自宅まで陸送搬送する費用、またはオーナー1名分の受取交通費

利用時の重要な注意点と制限事項

ツーリングサポートの恩恵を確実に受けるためには、以下の公式ルールを遵守する必要があります。

  • 必ず最初に専用窓口へ連絡すること:JAFや自動車保険のロードサービスを独自に手配した場合、後からその費用をメルセデス・ケアへ請求することはできません。
  • 自宅や登録保管場所での制限:自宅ガレージ等での不動トラブルについては、現場での出張応急作業やレッカーけん引は無料対象となりますが、宿泊費や代替交通費の補償は適用外となります。

メルセデス・ベンツ主要保証プログラムの比較一覧

新車3年間のメルセデス・ケア、EV専用のEQケア、そして4年目以降の各種延長保証プログラムの違いを以下の表にまとめました。

プログラム項目 メルセデス・ケア(新車3年間) EQケア(電気自動車専用) 4〜5年目(メンテナンス&保証プラス) 6年目以降(メンテナンスプラス ライト)
対象期間 新車登録から3年間 新車登録から5年間 新車登録から4〜5年目(2年間) 初度登録6年目以降(2年単位)
走行距離制限 無制限 100,000kmまで 無制限 規定点検サイクルに準拠
一般保証 無償修理(全額メーカー負担) 無償修理(全額メーカー負担) 有償加入による継続保証 対象外(点検・消耗品のみ)
定期点検 6・12・24ヶ月点検が無償 規定定期点検が無償 法定1年点検+メーカー点検が無償 2年分の法定点検が無償
消耗品・油脂類交換 基準到達で無償交換 基準到達で無償交換 パッケージ内で無償交換 エンジンオイル・フィルター等指定品
24時間ツーリングサポート 付帯(24時間365日) 付帯(24時間365日) 保証期間中継続して付帯 オプションまたは別プログラム
加入費用(税込目安) 車両本体価格に含む(無償) 車両本体価格に含む(無償) Aクラス:約18万〜/Cクラス:約28万〜/Eクラス:約38万〜 車種・年式別(都度見積もり)


4年目以降はどうなる?選べる延長保証プログラムの全体像

メルセデス・ケアの有効期間である3年間(初回車検の満了日)を迎えた後も、メルセデス・ベンツには愛車への信頼をシームレスに継続させるための有償延長プログラムが用意されています。

長く乗り続けるオーナーに向けた代表的な選択肢は以下の通りです。

※画像はAIによるイメージ

1. 4〜5年目をトータルカバーする「メンテナンス&保証プラス」

新車登録から4年目と5年目の2年間をトータルサポートする総合パッケージです。

突発的な故障修理をカバーする「保証プラス」と、4年目・5年目の法定点検・消耗部品代をカバーする「メンテナンスプラス」がセットになっています。

新車購入時またはメルセデス・ケア期間中に早期加入することで、初回車検時に個別加入するよりも割安なパッケージ料金が設定されています。

  • Aクラス/Bクラス/GLA等:約18万〜22万円
  • Cクラス/GLC等:約28万〜34万円
  • Eクラス/GLE等:約38万〜45万円
  • Sクラス/GLS等:約55万〜68万円

2. 6年目以降や認定中古車に対応する「メンテナンスプラス ライト」

初度登録から6年目以降の車両や、中古車としてメルセデスを購入したオーナー向けに設定されているのが「メンテナンスプラス ライト」です。

2年単位で継続加入が可能であり、2回分の法定定期点検とエンジンオイル・オイルフィルター等の定期交換費用を定額化できます。

3. 高額修理リスクに備える「ツーリングサポート保証プラス」

初度登録から最長9年目まで加入可能なプログラムで、万が一ツーリングサポートによるけん引が必要となった場合に、その原因となった故障部位の修理費用を補償します。

年式が進んだプレミアムカーにおいて懸念される、突発的な高額修理費用に対する優れた防壁となります。


高坂 遼の視点:他社比較から見える「メルセデス・ケア」の真価と市場への影響

自動車ライターとして国内外の各ブランドを取材し、その構造設計と保証制度を比較してきた僕の視点から、メルセデス・ケアが持つ本質的な価値について考察します。

欧州プレミアム市場において、BMWは「BMWサービス・インクルーシブ」、アウディは「アウディ・フリーウェイプラン」を展開しています。

これら競合各社も手厚いメンテナンスパッケージを用意していますが、メルセデス・ケアの際立ったアドバンテージは「初期3年間の走行距離無制限」と「車両本体価格への完全標準付帯」を一貫して貫いている点にあります。

BMW等の一部パッケージでは走行距離に上限(例:3年間で6万km〜10万km)が設定されていたり、一部の輸入車ブランドでは消耗品パッケージが有償オプション扱いとなっていたりするケースが少なくありません。

それに対し、メルセデスが全車標準で距離無制限を貫いている背景には、大陸横断を前提としたアウトバーン・ツアラーとしての基本設計に対する絶対的な自信が存在します。

年間2万km走行ユーザーにおける経済的メリットの試算

年間2万km(3年間で計6万km)を走行するヘビードライバーの場合、メルセデス・ケアによって浮く維持費は極めて莫大です。

  • エンジンオイル&フィルター交換(計4〜5回):約15万〜20万円
  • フロント&リア ブレーキパッド・ローター交換(1〜2回):約18万〜25万円
  • ワイパー・エアコンフィルター・ブレーキフルード定期交換:約8万〜12万円
  • 法定1年点検・2年点検工賃(2回分):約10万〜15万円

これらを合計すると、3年間で約51万〜72万円相当のメンテナンス費用が無償提供されている計算になります。

走れば走るほど、メルセデス・ケアの恩恵はダイレクトにオーナーの財布を保護します。

初回車検時のリスク分岐点:延長保証「保証プラス」に入るべきか?

3年目の初回車検を迎える際、多くのオーナーが「20万〜30万円台を支払って保証プラスに入るべきか」で悩みます。

僕のメカニカルな分析から導き出すリスク分岐点は、「電子制御サスペンション(AIRMATIC等)の有無」と「ADASセンサーモジュールの集積度」です。

近年のメルセデスは極めて堅牢ですが、万が一エアサスペンションのエアバッグ破損やコンプレッサー故障が発生した場合、1箇所のアッセンブリー交換だけで25万〜40万円の修理費が飛びます。

さらに、フロントガラス交換を伴うステレオカメラやミリ波レーダーの単体不具合でも、エーミング(校正)費用を含めると30万円を超えるケースは珍しくありません。

したがって、Cクラス以上の上級グレードやエアサス搭載モデルに4年目以降も乗る場合は、保証プラスへの加入は「極めて合理的な保険」として機能します。

リセールバリュー(残価率)防衛のエコシステム

また、この保証システムは中古車市場におけるメルセデス・ベンツのリセールバリュー(残価率)の安定にも大きく寄与しています。

3年間、すべての個体が正規ディーラーで純正油脂類を用い、最新の電子診断とテスター調整を受けてきたという履歴(整備記録簿)は、セカンドハンド市場における絶大な信頼の証となります。

手厚い無償保証でオーナーの維持費ハードルを下げつつ、市場に出回る車両のクオリティを底上げする。

メルセデス・ケアは単なるアフターサービスにとどまらず、ブランド全体の資産価値と中古車相場を防衛するための極めて緻密なビジネスエコシステムとして機能しています。


まとめ

メルセデス・ベンツの「メルセデス・ケア」は、新車登録から3年間・走行距離無制限で一般保証、定期点検、消耗品交換、24時間ツーリングサポートを包括提供するプログラムです。

2026年最新の運用ではMBUXのOTAオンライン更新やADAS診断の標準化が進み、ハードウェアとソフトウェアの両面から車両の健全性が担保されています。

日々の維持費を大幅に低減させるとともに、出先でのアクシデントにも万全のロードサービスが用意されています。

さらに初回車検後も「メンテナンス&保証プラス」などの延長制度を活用することで、新車時同様の安心感を維持し続けることが可能です。

高度な電子制御と上質なドライバビリティを誇るメルセデスだからこそ、メーカー正規のサポート体制を味方につけ、心ゆくまで快適なカーライフを楽しんでください。


よくある質問

メルセデス・ケアの期間中に走行距離の制限はありますか?

ガソリン車、ディーゼル車、プラグインハイブリッド車(PHEV)ともに3年間の走行距離制限はありません。無制限で保証が適用されます。なお、完全電気自動車向けの「EQケア」は新車登録から5年間または走行距離10万kmのいずれか早い方までとなります。

タイヤのパンクや摩耗はメルセデス・ケアで無料交換できますか?

タイヤ本体の摩耗やパンク修理・交換費用はメルセデス・ケアの無償対象外(実費負担)となります。ただし、パンクによって自走不能となった場合のレッカーけん引や応急処置については、「24時間ツーリングサポート」の無料ロードサービスが利用可能です。

メルセデス・ケアの権利は中古車として売却・購入した際も引き継げますか?

新車登録から3年以内であれば、正規ディーラーにて所定の「保証継承点検」(有償点検)を受けることで、新しいオーナーへ残りのメルセデス・ケア保証期間をそのまま引き継ぐことが可能です。

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