夜のガソリンスタンド。仕事帰りの僕は、新型ジムニーのキーを掌の中で転がしながら、洗車機の入口へ吸い込まれていく赤い誘導灯を見ていた。
これまで何台もの試乗車に乗り塗装面の“わずかな表情”を見てきた。研磨で消える程度の線キズもあれば、光の角度でだけ浮かぶマイクロスクラッチもある。
そして、いつも共通しているのは――「原因はブラシそのものではなく、そこに巻き込まれた異物だ」という現実だ。
時短。合理性。たしかに正しい。けれど洗い終えたボディを照らす照明の下で、なぜか背中――スペアタイヤ周辺だけが落ち着かない。ジムニーの“背負う形”は、洗車機にとっては凹凸の地形図だ。届きにくい影ができ、残りやすい泥ができ、最後に触れてしまいやすい場所でもある。
「洗車機でジムニーが傷ついた」という噂が、静かに現実味を帯びてくる。
傷は“洗車機”じゃない。背中に残った砂が、あとから爪になる。
この記事では、メーカーが注意喚起しているポイントと、僕が現場で見てきた“傷が生まれる瞬間”を踏まえながら、新型ジムニーを洗車機に入れるときの最適解――とくにスペアタイヤ周辺トラブルを防ぐ手順だけを、迷わず実行できる形に落とし込みます。
結論:「洗車機でジムニーが傷ついた」は本当?

いきなり答えからいきます。「洗車機でジムニーが傷ついた」――これは、本当になり得ます。
ただ、ここで大事なのは「洗車機は危険だからやめよう」で終わらせないこと。むしろ僕は、このテーマが好きです。なぜなら“たった2つの条件”を押さえるだけで、結果がガラッと変わるから。
まず前提として、スズキ公式FAQでも、自動洗車機は塗装を傷つけるおそれがあるため手洗い/スチーム洗車を推奨し、やむを得ず使う場合はシャンプー洗車やワックス洗車を避けるよう注意しています。
つまりメーカー視点でも、「自動洗車機=絶対安全」ではありません。
でも――ここからが面白い。傷が生まれる“原因”は案外シンプルで、対策もちゃんと再現性があります。
この記事の結論(ここだけ覚えてOK)
新型ジムニーを洗車機に入れても大丈夫な確率は、①砂・ホコリを先に落とす、②スペアタイヤ周辺を“最後に”やさしく仕上げる――この2つで一気に上がります。
逆に言うと、この2つを外すと「傷ついた」が起きやすい。
この記事では、なぜ背面(スペアタイヤ周辺)で失敗が起きやすいのか、そして洗車機を味方にする手順を、順番どおりに“そのまま真似できる形”でまとめました。
読後にはきっと、洗車機の入口が怖い場所じゃなく、使いこなせる道具に見えてくるはずです。
なぜ新型ジムニーは洗車機の結果が分かれやすいのか

ここ、僕が一番テンション上がるところです。
「洗車機って結局、運でしょ?」って言われがちなんですが、新型ジムニーは“運”より“構造”で結果が分かれるタイプなんです。理由がわかると、洗車が急にゲームっぽくなって面白くなります。
まず洗車キズの仕組みは、拍子抜けするほど単純。
塗装面に残った砂・ホコリなどの異物 × 摩擦。これが細かなキズ(洗車キズ)を生みます。Soft99も、異物が付着した状態でスポンジやクロスで擦ることがキズの原因になると整理しています。
で、ここからがジムニーの“クセ”。
ジムニーは背面にスペアタイヤという、わかりやすい出っ張りを背負っています。これがデザインの魅力であり、洗車の分岐点でもある。
洗車機のブラシや水流は、基本的に平らな面を効率よく洗うのが得意です。ところが背面タイヤがあると、ボディに影・段差・死角が一気に増える。
すると洗車結果が分かれるポイントが、はっきり出てきます。
- 洗い残しが出やすい:タイヤ裏やブラケット根元に汚れが残りやすい
- 最後の拭き上げで事故りやすい:残った砂をタオルで引きずってしまう
- カバーの状態で差が出る:バタつき・擦れ・水だまりが起点になる
つまり新型ジムニーは、洗車機に入れた瞬間に「勝ち負け」が決まるんじゃなくて、背中の扱いで“結果が確定する”クルマ。
次のパートでは、その背中――スペアタイヤ周辺で起きるトラブルを3つに分けて、「どこでミスが起きるか」と「どう潰すか」を具体的にいきます。
新型ジムニーのスペアタイヤ周辺で起きがちなトラブル3つ

ここからが本番です。
新型ジムニーを洗車機に入れて「やった、キレイ!」で終わる人と、「あれ…?」ってなる人。その分かれ道は、だいたいスペアタイヤ周辺にあります。
逆に言うと、ここさえ押さえれば洗車機は“怖いもの”じゃなく、便利な相棒になる。
トラブルは大きく3つ。先に“地雷の場所”を見える化して、ひとつずつ潰していきましょう。
1)擦れ・接触:タイヤ/カバー/ブラケット周辺
スペアタイヤは、ボディから飛び出した立派な出っ張りです。洗車機のブラシは基本、平面をなでる設計なので、背面に出っ張りがあると当たる角度と乾燥風の流れが乱れやすい。
ここで差が出るのが、カバーのバタつきと固定の甘さ。
「なんとなく付いてるから大丈夫」で入れると、ブラシや風で揺れて擦れ跡の原因になります。
対策は難しくなくて、“揺れない状態”にしてから入れる。これだけで一気に事故率が下がります。
2)洗い残し→拭き上げで“傷が育つ”
ここが一番“あるある”で、そして一番もったいない。
背面タイヤの裏側、ブラケット根元は、洗車機だとどうしても水流が届きにくい影ができます。汚れが残ったまま、仕上げでタオルを当てる――この瞬間に、傷は“その場”で生まれます。
Soft99も、洗車前の車に付着した砂やホコリをブラシが巻き込むとキズがつきやすい、と説明しています。
ポイントはシンプルで、「拭く前に砂を残さない」。
背面は見た目がキレイでも、タイヤ裏に粒が残っていることが多い。だからこの記事では、“背面だけは最後に触る”を推します。これ、効きます。
3)ノーブラシ(高圧系)は当て方で差が出る
ノーブラシ洗車機はブラシを使わず高圧水で洗うためキズがつきにくい一方で、頑固な汚れには弱い、という整理があります。
そしてもうひとつ大事なのが、当て方。
トヨタのオーナーズマニュアルでは、高圧洗車を使う際にカメラや周辺に高圧水を直接当てない旨の注意があります。
要するに「高圧=安心」ではなく、距離感と角度が勝負。
背面はつい近づけたくなるんですが、カメラ周辺や隙間には一点集中で当てない。ここを守ると、ノーブラシはかなり心強い選択肢になります。
ここまでのまとめ
スペアタイヤ周辺の失敗は、ほぼこの3つ。
①揺れるもの(カバー)/②残るもの(砂)/③当てすぎるもの(高圧)
次は、これを「入れる前にやること」「コース選び」「洗車後の拭き上げ」に落とし込んで、再現できる手順にしていきます。
洗車機に入れる前:新型ジムニー用チェックリスト(30秒)

ここ、めちゃくちゃ大事です。
洗車機って「入れた瞬間に勝敗が決まる」みたいに思われがちですが、実は入口の手前でほぼ決まります。
しかもやることは難しくない。たった30秒の段取りで、洗い上がりの気持ちよさが別物になります。
“傷ついた”を遠ざけて、“お、今日のジムニー最高だな”を引き寄せる準備、いきましょう。
洗車機前チェック(30秒でOK)
- 予備洗い(最優先):背面と下回りを水で流し、砂・泥を“先に”落とす(巻き込み対策)
- スペアタイヤカバーの固定:ソフトカバーはバタつき防止、ハードカバーはガタつき確認(揺れ=擦れの入口)
- 外装アクセサリー確認:背面キャリア、社外カバー、ステッカー類など“引っかかりそうな物”がないか
- ミラー・アンテナ等:店舗の注意表示に従い、破損リスクを下げる(不安ならスタッフに一声)
この中で、正直いちばん効くのは予備洗いです。
洗車キズの正体は「砂・ホコリなどの異物 × 摩擦」。異物を先に落としておけば、洗車機のブラシ(あるいは拭き上げ)が“研磨”になりにくい。つまり勝ち筋がはっきりしているんです。
予備洗い30秒。艶は一年分、守れる。
次は、ここまで整えた新型ジムニーを、どの洗車機(ソフトブラシ/ノーブラシ)で、どう使うと一番気持ちいいかを詰めていきます。
洗車機の種類はどっち?ソフトブラシ vs ノーブラシ

洗車機の前で迷うポイント、ここですよね。
僕も取材帰りに「今日はどっちが正解だ?」って、ついコース表示をガン見します。
でも安心してください。これ、センスじゃなくて条件分岐です。
新型ジムニーの汚れ方(砂っぽい/泥っぽい/軽いホコリ)と、あなたが気にするもの(傷/時短/汚れ落ち)で、選ぶべき答えがちゃんと決まります。
ざっくり結論
汚れ落ち優先→ソフトブラシ/傷リスク最小化→ノーブラシ
そしてどっちでも共通の必勝法は、予備洗いです。
ソフトブラシ(布・スポンジ系)を選ぶなら
ソフトブラシの良さは、なんだかんだ汚れ落ちが安定するところです。
「今日はちゃんと落としたい」日に頼れるのがこっち。
ただし、勝ち筋がひとつだけあります。
それは“異物を巻き込ませない”こと。砂やホコリが残ったままだと、ブラシの動きが研磨に変わってしまう。
だからこそ、ソフトブラシを選ぶ日は予備洗いが前提です。
感覚的には、「ブラシの優しさ」より「砂を残さない段取り」が結果を決めます。ここがわかると、ソフトブラシは急に“安心できる道具”になります。
ノーブラシ(高圧水)を選ぶなら
ノーブラシの魅力はわかりやすくて、擦りキズの不安が減ること。
Soft99も、ノーブラシはキズがつきにくい特長がある一方で、頑固な汚れは落ちにくいと述べています。
つまりノーブラシは、「傷は避けたい。でも軽い汚れを落としてサッと整えたい」日に強い。
砂や泥が厚い日は、正直こう組むのが一番気持ちいいです。
- ノーブラシで全体を一度リセット(接触を減らす)
- 背面(スペアタイヤ周辺)だけ局所的に手作業(残りやすい“影”を潰す)
この“合わせ技”にすると、時短も傷対策も両取りできます。
コース選びの落とし穴:「シャンプー/ワックス」を避けたい理由

ここ、意外と知られていないのでテンション上がるポイントです。
スズキ公式は、やむを得ず自動洗車機を使う場合でもシャンプー洗車やワックス洗車は避けるよう注意しています。
理由はシンプルで、工程が増えるほど余計な接触と余計な拭き上げが増え、事故が起きる余地が増えるから。
特に新型ジムニーは背面の凹凸が多いぶん、仕上げ工程が増えるほど「触る回数」も増えやすいんです。
おすすめの基本線
水洗い寄り(またはシンプル洗浄)+仕上げは自分で
“やり過ぎない”ほうが、結果的にキレイで、気持ちいい。
次のパートでは、洗車後に「背中で負けない」ための拭き上げ手順を、超具体的にいきます。ここを覚えると、洗車の満足度が一段上がります。
洗車後30分が勝負:スペアタイヤ周辺の“ここだけ手仕上げ”

洗車機が終わって、ボディがピカッと見える瞬間。あれ、最高ですよね。
でも新型ジムニーは、ここで気を抜くと“背中”が裏切ります。
僕がいつも言うのは、洗車機は「洗う工程」じゃなくて「汚れを浮かせる工程」だということ。
最後に気持ちよく仕上がるかどうかは、ここからの30分で決まります。しかも作業はほんの少し。スペアタイヤ周辺だけを、狙って手仕上げする。これが効くんです。
ここだけ覚えてOK
①乾く前に拭く/②背面は最後に軽く/③道具より“異物ゼロ”
これで洗車後の満足度が一段上がります。
1)水滴が乾く前に拭く(シミ防止)
まずはスピード勝負です。水滴が乾くと、せっかくの艶に“もやっ”とした跡が残ることがあります。
スズキ公式も、拭き残しはシミの原因になり得るため、水滴が乾かないうちに拭き上げるよう案内しています。
ここは難しいテクニック不要。洗車機を出たら、まずボディ全体の水滴をサッと減らす。これだけで、その後の作業が一気にラクになります。
2)背面は「最後に」「軽く」
次が、新型ジムニーの“勝ちポイント”。
背面は砂が残りやすい。だから最後に、そして軽くが鉄則です。
順番はこれでいきましょう。
- スペアタイヤ裏(水と一緒に粒が残りやすい)
- ブラケット根元(影になって洗い残しが出やすい)
- カバーの縁(水が溜まりやすい)
この順で、水抜きしながら“撫でる”感覚で触ると、拭きキズが出にくいです。
背面は“最後に拭く”。順番だけで、傷は増えない。
3)拭き上げ道具の考え方
ここはこだわりたくなるパートで、書いていて楽しいところでもあります。
ただ、先に大事な前提を置きます。
スズキ公式は、拭き上げに合成セーム皮等を推奨し、タオル・雑巾等の布地はキズの原因となるおそれがあるとして注意しています。
道具の好みは人それぞれですが、少なくとも言えるのはこれ。
乾いた硬い布でゴシゴシが一番危ない。
道具の差より先に、砂・ホコリなどの異物を残さないことが圧倒的に効きます。
だから僕のおすすめはシンプルで、「柔らかいもの」×「軽い圧」×「触る回数を減らす」。
この3点を守ると、洗車後のジムニーが“気持ちよく綺麗なまま”でいてくれます。
洗車機をやめた方がいいケース(新型ジムニーの現実)

ここまで読むと、「じゃあ洗車機、めっちゃ使えるじゃん!」って思ってもらえるはずです。実際、段取りさえ押さえればかなり心強い。
ただし――ワクワクしたまま、ちゃんとブレーキも踏んでおきます。
新型ジムニーには“今日は洗車機じゃないほうが勝てる日”が確実にあります。
これを知っておくと、洗車がさらに楽しくなります。なぜなら「無理して失敗」じゃなくて、状況に合わせて最適解を選べる人になれるから。
- 泥が厚い・砂が噛んでいる
こういう日は、洗車機に入れる前にすでに勝負が厳しい。予備洗いなしだと異物を巻き込みやすく、キズのリスクが一気に上がります。
まずはコイン洗車でしっかり流して、“砂をゼロに近づけてから”が安全です。 - 背面に外装カスタムが多い
リアキャリア、社外カバー、アクセサリー類。ジムニーは背中を盛るほどカッコいいんですが、洗車機目線では干渉・バタつき・水だまりのポイントが増えます。
この場合は、洗車機より手洗い(部分手洗いでもOK)のほうが“気持ちよく終われる”確率が高いです。 - 新車の艶を最優先
「絶対にリスクを増やしたくない」「納車したての艶を守り切りたい」なら、最短距離はやっぱり手洗い。
スズキも自動洗車機は塗装を傷つけるおそれがあるとして、手洗い/スチーム洗車を推奨しています。
僕の結論
洗車機は“便利だから使う”じゃなく、勝てる日に使うのが一番楽しい。
そして新型ジムニーは、背中(スペアタイヤ周辺)を理解した瞬間から、洗車がどんどん気持ちよくなります。
FAQ:よくある質問
ここ、コメント欄や取材先で本当によく聞かれるやつをまとめました。
「結局どうすればいいの?」を最短で解決したい人は、ここだけ読んでもOKです。
(でもできれば本文も…! 背中=スペアタイヤ周辺の“勝ち筋”が見えると洗車がもっと楽しくなります)
Q1. 新型ジムニーは洗車機に入れていい?
A. 入れられます。ただし前提として、スズキは自動洗車機が塗装を傷つけるおそれがあるとして手洗い/スチーム洗車を推奨しています。やむを得ず使うならシャンプー洗車やワックス洗車は避ける、そして拭き上げを丁寧に。
言い換えると、洗車機は「絶対安全」ではない。でも条件を押さえれば“味方”にできる、という立ち位置です。
Q2. スペアタイヤカバーは付けたままでOK?外すべき?
A. 基本は「固定できているならOK」。
ただしソフトカバーでバタつくなら、外すか、紐やベルトで確実に固定してください。ハードカバーはガタつきがないか確認。
ここが甘いと、洗車機のブラシや乾燥風で“擦れのきっかけ”になります。
Q3. ノーブラシ洗車機なら傷はゼロ?
A. ゼロではありませんが、ブラシ接触がない分、擦りキズのリスクは下がりやすいです。
一方で、Soft99はノーブラシ洗車機について「キズがつきにくい特長がある」反面、「頑固な汚れは落ちにくい」旨も整理しています。
なので答えはこれ。
軽い汚れの日=ノーブラシ/泥や砂が強い日=予備洗い+(必要なら)局所手洗いが気持ちよく終われます。
Q4. 洗車機の後、背面がシミっぽい…原因は?
A. 拭き残しの水滴が乾くことでシミになるケースがあります。スズキも、拭き残しはシミの原因になり得るとして、水滴が乾かないうちに拭き上げるよう案内しています。
対策はシンプルで、洗車機を出たら“まず水滴を減らす”。そのあと背面は最後に軽く、が鉄板です。
Q5. 高圧洗浄でバックカメラは大丈夫?
A. 近距離で一点集中させないのが無難です。トヨタのオーナーズマニュアルでは、高圧洗車の使用時にカメラや周辺に高圧水を直接当てない旨の注意があります。
ノーブラシでも「近い・強い・一点集中」は避けて、距離を取って流す。これだけで安心感が変わります。
Q6. 洗車機の傷を最小化する「絶対にやるべき1つ」は?
A. 予備洗いです。
砂・ホコリなどの異物が残ると、ブラシや拭き上げで巻き込みが起きやすく、キズにつながる――という整理が洗車情報で示されています。
正直、道具やコース選びより先にここ。
予備洗いができた日は、洗車が“気持ちいい方”に転びやすいです。
FAQのまとめ
新型ジムニーの洗車機攻略は、結局この2つに収束します。
①砂を残さない(予備洗い)/②背面=スペアタイヤ周辺は最後に軽く
これさえ押さえれば、洗車機は“怖いイベント”じゃなく、気持ちいいルーティンになります。
まとめ:洗車機は敵じゃない。段取りがないときだけ牙をむく

ここまで読んでくれたなら、もう大丈夫。
洗車機って、怖いものでも、運任せのものでもない。段取りがある日は、ちゃんと味方になります。
洗車機が悪いわけじゃない。悪いのは、砂を残したまま触れてしまうこと。
新型ジムニーは背中にスペアタイヤを背負うぶん、洗い残しも、水溜まりも、拭きキズも、そこに集まる。だからこそ逆に、背中を攻略できた瞬間に“洗車の上手さ”が一段上がるんです。
そして僕がこの記事を書いていて一番気持ちいいのは、ここ。
やることが意外なほど少ないのに、結果がちゃんと変わる。再現性がある。これが“楽しい”。
手順はこう。迷ったら、これだけ守ってください。
- 予備洗いで砂を落とす(ここで勝率が跳ね上がる)
- スペアタイヤカバーを固定してバタつきを消す(擦れの芽を摘む)
- コースはシンプル寄り(やり過ぎないのが結果的に安全)
- 仕上げは背面を最後に、軽く(砂を引きずらない)
この4つをやるだけで、洗車機は「時短の妥協」じゃなく、気持ちよく整うルーティンになります。
背面までスッキリ仕上がった新型ジムニーを見たとき、きっと思うはずです。
“ああ、今日は当たりだ”じゃなくて、“今日は勝った”って。
ジムニーは泥で輝く。でも艶は、守った人のものになる。
参考情報ソース
この記事は「感覚だけ」で書いていません。
僕自身、洗車キズや仕上がりの差は何度も現場で見てきましたが、読者にとって一番安心できるのはメーカーの一次情報と、洗車を専門に扱う根拠のある解説がそろっていることだと思っています。
なので今回は、結論に直結する“効く情報”だけを、読みやすくまとめました。
気になる人は、ここから原典もぜひ覗いてみてください。読むと洗車がさらに面白くなります。
・スズキ公式「四輪車について よくあるご質問(洗車)」
自動洗車機は塗装を傷つけるおそれがあるため手洗い/スチーム洗車を推奨し、やむを得ず使用する場合はシャンプー洗車やワックス洗車を避ける旨、また拭き残しはシミの原因になること、拭き上げ用具の注意(布地はキズの原因となるおそれ)など、この記事の結論を支える一次情報がまとまっています。
https://www.suzuki.co.jp/corporate/faq/car/
・Soft99 洗車ナビ「洗車機を上手く活用するには?種類やキズの予防方法について」
ノーブラシ洗車機の特長(ブラシなし高圧水でキズがつきにくい)と限界(頑固な汚れは落ちにくい場合がある)、さらに洗車機でキズがつく主因として「砂・ホコリの巻き込み」を説明しており、予備洗いの重要性を裏づける情報源です。
https://www.soft99.co.jp/sensya-navi/column/column_03/
・Soft99 洗車ナビ「車に洗車キズがつく原因とは?」
異物付着状態での洗車が細かな洗車キズを生むこと、気温や風など環境要因でもキズが増え得ることを整理しています。本記事の「背面は最後に」「砂を残さない」がなぜ効くか、理由を補強できます。
https://www.soft99.co.jp/sensya-navi/column/column_16/
・Toyota Owners Manual(例:RAV4 Hybrid 2021)高圧洗車時の注意
高圧洗車を使用する際、カメラや周辺に高圧水を直接当てない注意が明記されています。ノーブラシ(高圧系)を使うときの“当て方”注意として一般化できる根拠になります。
https://www.toyota.com/owners/warranty-owners-manuals/digital/article/rav4-hybrid/2021/om0r029u/ch07se010401
読みどころ(僕のおすすめ)
スズキ=「やっていい/ダメ」の基準がわかる。
Soft99=「なぜそうなるか(キズの仕組み)」がカパイントルブログ腹落ちする。
取説系=「高圧をどこに当てないか」の安全ラインが作れる。
この3点が揃うと、洗車が“なんとなく”から“狙って勝つ”に変わります。

