ハンドルを握るたび、心の奥で“仕事”ではなく“感覚”が目を覚ます。
20年近く、自動車という存在を取材し、時に開発現場で泥にまみれ、時にアルプスの山岳路でテスト車を走らせてきた。
その僕が、久しぶりに胸の奥で熱を感じた──それが、ジムニー ノマドだった。
舗装が終わり、砂利が始まる。路面の粒がタイヤを叩くその瞬間、僕は「軽自動車じゃないジムニー」という言葉の意味を理解した気がした。
それは、単なる5ドア化でも、マーケット拡張でもない。
スズキが半世紀にわたり積み上げてきた“道を選ばない哲学”に、新たな章を綴った証だった。
軽ジムニーの俊敏さ、ミニマルな機能美。そこに欠けていたのは、仲間と旅を分かち合う“余白”だった。
ノマドはその余白を、ひとまわり大きなボディと穏やかな乗り味で描き出す。
見た目の拡大ではなく、「自由のレンジを拡張する」という思想の進化──そう呼ぶべきだろう。
僕はこのクルマを、スペックではなく“感情の設計”として捉えている。
ドライバーの心にある「どこかへ行きたい」という本能を、再び呼び起こす触媒。
それが、ジムニー ノマドという存在だ。
ノマド（Nomad）──その名の通り、漂いながら生きる自由人の象徴。
ハンドルを握るたび、僕は確かに感じる。
自由とは、どこか遠くにあるものではなく、エンジンの鼓動とともに“いまここ”に灯るものなのだと。
ジムニーの系譜と“5ドア化”という決断
ジムニーの物語を語るとき、僕はいつも胸が高鳴る。
1970年に誕生した初代LJ10──全長3メートルにも満たない小さな車体に、ラダーフレームと副変速機付き4WDを詰め込んだあの狂気じみた設計。
以来、ジムニーは半世紀以上にわたって「小さくても本格的」という信念を貫いてきた。
スペックではなく、“人が走らせる感覚”を大切にするクルマ。僕は何度この哲学に惚れ直したか分からない。
そんなジムニーが、2025年に新しい扉を開いた。
その名もジムニー ノマド。シリーズ初の5ドア仕様であり、そして“軽自動車ではないジムニー”だ。
このニュースを聞いた瞬間、僕は思わず背筋が伸びた。──ついに来たか、と。
開発陣が決断したのは、単なるサイズアップではない。
「より遠くへ、より多くの人と行けるジムニーを作る」。そのコンセプトが、軽の殻を破る動機だった。
ホイールベースは340mm延長され、後席と荷室が大きく広がった。全長3,985mm、全幅1,645mm、全高1,720mm──数字で見れば控えめだが、実際に乗るとその伸びやかな余裕にワクワクする。
エンジンはシエラ譲りの1.5L直4・K15B型。軽の660ccから倍以上の排気量となり、力強さも静粛性も段違いだ。
特に、ゆるやかな上り坂でのトルクの出方が絶妙。踏み込みすぎずにスッと伸びていくあの感触──思わず「これが“普通車ジムニー”の走りか」と笑ってしまったほどだ。
スズキ公式リリースでは、こう語られている。
「より多くの人と、より多くの荷物と、より遠くまで行けるジムニーを目指しました。」
（引用：スズキ株式会社 公式リリース）
この一文を読んだ瞬間、僕は膝を打った。
“より遠くまで”──それは単に距離の話ではない。生き方のスケールを広げるという意味だ。
軽ジムニーが「ひとりの冒険者の道具」だったなら、ノマドは「誰かと旅を分かち合うための相棒」。
その5ドアは、“孤高の自由”を“共有できる自由”へと進化させた象徴だ。
試乗しながら思った。
スズキはこの一台で、ジムニーという伝説に新しい章を刻んだ。
それは技術革新ではなく、「自由とは何か」への再定義だ。
僕は久しぶりに、クルマが未来を拓く瞬間に立ち会っているという高揚感を味わっている。
デザイン・パッケージから読み解く“自由”の形
ジムニー ノマドに初めて対面した瞬間、思わず声が漏れた。
「うわ、これ、いいな……」
写真では見慣れていたはずなのに、実車の存在感はまるで違う。
ジムニーらしさをしっかり残しながらも、全体に漂うのは“堂々とした余裕”。
あの軽ジムニーが、呼吸をひとつ深くしたような印象だ。
正面に立つと、まず目を奪われるのが5スロットグリル。
伝統のアイコンを守りながらも、バンパーやフェンダーの造形には新しい緊張感がある。
張りのある面構成と陰影が、写真以上に立体的で、見ているだけでワクワクする。
「これを作った人、絶対にジムニー好きだな」と思わせるほど、細部の熱量が高い。
ボディサイズは全長3,985mm・全幅1,645mm・全高1,720mm。
ホイールベースは＋340mm。この数字を見ただけではピンとこないが、実際に乗り込むと“世界が広がる”感覚がある。
後席に座って足を伸ばした瞬間、「これなら家族で旅ができる」と確信した。
スズキ公式発表も、それを明確に言葉にしている。
「5ドア化により、後席乗員の快適性と荷室の実用性を向上。
旅やアウトドアなど、より多様なライフスタイルに応えるジムニーを目指しました。」
（出典：スズキ株式会社 プレスリリース）
実際にドアを開けて後席に腰を下ろすと、軽ジムニーでは感じられなかった“余白”がそこにある。
膝の前にはしっかりとスペースがあり、シートの厚みも増している。
この瞬間、ジムニーが「1人で走るクルマ」から「誰かと出かけるクルマ」に変わったことを実感する。
荷室を開ければ、その変化はさらに明確だ。
キャンプギアを積んでもまだ余裕があり、後席を倒せばフラットな床面が現れる。
車中泊も十分こなせる広さで、「これはもう軽の延長じゃない」と思わずニヤリとしてしまう。
この“使える空間”を目の当たりにすると、どんな人でも次の週末の予定を立てたくなるはずだ。
そして何より印象的なのは、デザイン全体に漂うバランス感だ。
ジムニーのDNA──スクエアなシルエット、力強いフェンダーライン──はそのままに、どこか穏やかで洗練された雰囲気をまとう。
本格オフローダーでありながら、都会にも自然に溶け込むその姿に、「あ、これは“旅と日常の間”に立つクルマだ」と思った。
ノマドの外観には、走破性や機能性だけでなく、“これからのジムニー像”が描かれている。
ジムニーが守ってきた“本気の四駆”という軸を保ちながらも、時代に合わせて自由の定義をアップデートしているのだ。
その進化を前にすると、クルマ好きとしての血が騒ぐ。
このクルマでどこへ行こうか──考えるだけで、胸が高鳴る。
鉄とボルトでできた無骨なマシン。けれどその中には、確かに“夢を積むための空間”がある。
ジムニー ノマドは、設計図の上で拡張されたクルマではない。
人の心をもう一歩先の場所へ連れ出す、スズキの“本気の挑戦”だ。
本格4×4性能の継承と“日常＋冒険”の両立
エンジンのスターターボタンを押した瞬間、ノマドが“生き物”に変わる。
静かすぎず、荒々しすぎず──1.5Lエンジンの鼓動が心地よく体に響いてくる。
その振動を感じた時、僕は確信した。「ああ、これはまぎれもなくジムニーだ」と。
登録車になっても、その芯はまったくブレていない。
むしろ“軽の限界を突破した”ことで、ジムニーの本質がより鮮明に浮かび上がっている。
スズキの開発陣が「5ドア化で妥協は一切しない」と語った言葉が、まさにその通りだった。
骨格は伝統のラダーフレーム構造。この時代に、まだ“骨組みから本気”で作るメーカーがどれほどあるだろう。
悪路を駆け抜けてもきしみひとつ感じない剛性感。
3リンクリジッドアクスルサスペンションがタイヤをしっかり地面に押し付け、深い轍でも路面を掴み続ける。
そして、副変速機付きパートタイム4WD。
レバーをガチッと入れるあの手応え──これこそ、機械を操る快感だ。
面白いのは、そんな“本格オフローダーの心臓”を持ちながら、
街中では拍子抜けするほど穏やかに走ることだ。
ステアリングは軽く、最小回転半径は5.7m。SUVとは思えない取り回しの良さで、日常の足としても全く不自由がない。
でも、信号の先に未舗装の路地が見えると、つい入りたくなってしまう。
──そう、このクルマは「日常と冒険の境界線」を曖昧にしてくるのだ。
軽ジムニーが“ひとりのための冒険車”だったなら、ノマドは“みんなで行く冒険車”。
キャンプでも、スキーでも、釣りでも、誰かを乗せた瞬間に旅が始まる。
エンジン音が合図になって、助手席の笑い声がBGMになる──そんな空気感がある。
スズキの公式コメントにも、それがはっきり表れている。
「ジムニーが培ってきたオフロード性能を損なうことなく、日常の快適性を両立。
“いつでもどこでも行ける”というジムニーらしさを、5ドアでさらに拡張しました。」
（出典：スズキ株式会社 公式リリース）
実際に林道を走ると、ノマドは軽やかに泥を蹴り上げながら進んでいく。
そして舗装路に戻った瞬間、まるでスイッチを切り替えたかのように静かに落ち着く。
この切り替わりの自然さこそ、ノマド最大の魅力だと思う。
オフロード性能を誇示するSUVは数あれど、ノマドは違う。
“行ける”ことより、“行きたくなる”気持ちを刺激してくる。
これが、ジムニーが50年以上守り続けてきた「道具としての誠実さ」なのだ。
僕はこのクルマを走らせながら、ふと笑ってしまった。
舗装路にいながら、頭の中では次の林道を思い浮かべている。
そんな風に“次の道”を探させるクルマなんて、いまや本当に貴重だ。
ノマドは、スペックで勝負するマシンではない。
ハンドルを握った瞬間に、「ああ、これがスズキの本気なんだ」と誰もが感じる。
自由を誇示するクルマではなく、自由を一緒に楽しむクルマ──それがジムニー ノマドの正体だ。
市場反応・納期・価値としてのポジショニング
発表からわずか数日、スズキの販売店がまるでフェス会場のような熱気に包まれた。
朝いちばんに店へ駆け込む人、SNSで「もう予約いっぱい!?」と叫ぶ人。
その騒ぎっぷりは、まさに“ノマド旋風”。
久しぶりにクルマの世界で、純粋な「欲しい！」という感情が爆発した瞬間だった。
僕もそのニュースを追いながら、ワクワクが止まらなかった。
こんなにも人の心を動かす新型車が、いまの時代に現れるなんて。
それだけ“軽自動車じゃないジムニー”という存在が、多くの人に刺さったということだ。
スズキの発表によると、発売からわずか2週間で先行受注5万台。
想定の倍以上という勢いで、早々に受注をストップせざるを得なかった。
生産ラインはフル稼働。月産1200台から2000台への拡大を急ピッチで進めているという。
（出典：WebCG「受注再開は1年半後!? ジムニー ノマドの納車時期」）
価格帯は税込265万〜295万円前後。
確かに軽ジムニーより高い。けれどこの装備、この性能、この世界観でこの価格──正直、安すぎると感じた。
ランドクルーザーやジープのような“大きな相棒”の感覚を、手の届く現実に落とし込んだ。
スズキ、やっぱりわかってるなと思う。
しかも普通車扱いになったことで、税金は上がる。それでも注文が止まらない。
なぜか？
それはこのクルマが“道具”を超えて、“生き方”を提示しているからだ。
カタログを開くと、最初のページに並ぶ言葉が「自由」「冒険」「余白」。
スペックより先に心を揺さぶってくる。──そう、これは「感情を動かすSUV」なのだ。
納車を待つユーザーの声を聞くと、その熱量が伝わってくる。
「家族で本気のキャンプに行きたい」「子どもに“本物のクルマ”を見せたい」──
そんな想いがSNSやYouTubeにあふれている。
みんなが“自分の自由”を取り戻そうとしているのだ。
ノマドは、まさにそのきっかけを与える存在になっている。
もちろん、納期は長い。今注文しても、納車は1年〜1年半待ちが当たり前。
でも不思議なことに、その待ち時間さえ楽しんでいる人が多い。
「届くまでの1年、何を積もうかな」「納車の日のためにテントを買った」──
もはや、納期すら“旅の始まり”なのだ。
ジムニー ノマドを所有するということは、
ただクルマを手に入れるのではなく、“行動する自分”を取り戻すことに近い。
ステアリングを握るたびに、日常の中に小さな冒険が差し込む。
この体験こそが、スズキが仕掛けた最大の魅力だと思う。
僕は取材を重ねながら、何度も感じた。
「このクルマ、まるで時代の空気を読んでる」と。
便利さより、体験。速さより、意味。
ノマドは、そんな“次の自由”をちゃんと形にしてくれた。
そして納車の日。
エンジンをかけた瞬間に、オーナーはきっとこう思うだろう。
「これはただのジムニーじゃない。
──自分の人生をもう一度、走らせてくれるクルマだ」と。
こんな人にこそ、このジムニー ノマドを薦めたい
「ちょっと大きすぎるかも？」──初めてノマドを見た人の多くがそう言う。
でも、いざハンドルを握ってみてほしい。その印象は10分でひっくり返る。
ノマドは“大きくなったジムニー”ではなく、“心に余白をくれるジムニー”だ。
僕がこのクルマを薦めたいのは、走ることに“意味”を求める人だ。
速さでも、ラグジュアリーでもない。
ハンドルの重さ、路面をつかむタイヤの感触、エンジンの鼓動。
そうした“小さなリアル”の積み重ねに、クルマの本質を感じる人。
ノマドは、そんなドライバーの感性に確実に火をつける。
そしてもうひとつ。
このクルマを手にしてほしいのはリターンカー世代。
かつてクルマに夢中だった人たちが、家族や仕事を経て、再びハンドルを握りたくなったとき──
ノマドは最高の“再会の一台”になる。
それは懐かしさではなく、もう一度「自分の自由」を確かめる時間だ。
後席に子どもの笑い声が響く。荷室にはキャンプギアと一緒に、人生の“これから”を積む。
ジムニー ノマドは、そんな第二章を走らせるクルマだ。
一度ジムニーを降りた人も、この新しいノマドに触れたらきっとまた走り出したくなる。
都会に住む人にもぜひ薦めたい。
ノマドは“週末専用のSUV”ではない。
毎日の通勤や買い物の中で、ふと「どこか行きたいな」と思わせる日常車だ。
街中を軽やかに抜け、早朝の首都高や夜の高架下を流すだけで、心がリセットされる。
この感覚は、ほかのSUVにはなかなかない。
ジムニー ノマドの魅力は、カタログの数値では語れない。
それは、走ることで“自分を取り戻す”という体験そのもの。
鉄でできたはずの車体なのに、乗ると不思議と温度がある。
まるで、人の気配が宿っているようだ。
もし今、「どこかに行きたい」ではなく「何かを取り戻したい」と思っているなら──
ノマドはその答えを持っている。
ハンドルを握って数百メートル走れば、すぐにわかるはずだ。
このクルマは、速さのためのクルマではなく、“生きる手応え”を取り戻すためのクルマだと。
僕は試乗を終えたあと、久しぶりにクルマの写真を撮る手が震えた。
このジムニー ノマドには、それだけの「物語を始める力」がある。
もしあなたの中に少しでもその火がくすぶっているなら、ぜひエンジンをかけてみてほしい。
──次の自由は、もう目の前まで来ている。
まとめ：軽自動車じゃないジムニーが示した“自由の証明”
ジムニー ノマドは、単なる5ドア化では終わらなかった。
「軽じゃないジムニー」という大胆な選択で、スズキは“自由”という言葉の意味をもう一度世に問いかけたのだ。
実際に走らせるとすぐにわかる。これは拡張版ではなく、“次のジムニー”だ。
ボディが伸びたことで得たのは、スペースでも快適性でもない。
もっと根本的な、“生き方の選択肢”だ。
ラダーフレームを守り続け、走破性を妥協せず、誰もが手に届く価格で届ける──
この潔さに、スズキというメーカーの信念を感じずにはいられない。
僕はこの記事を書きながら、久しぶりにワクワクしている。
ただのクルマの話を書いているのに、まるで新しい旅の計画を立てているような感覚。
ノマドはそれほどまでに、“走る喜び”を思い出させてくれる存在だ。
いま、クルマというモノが「移動手段」として消費されていく中で、
ノマドは違うアプローチをしてきた。
「どこへでも行ける」ではなく、「どこにでも行きたくなる」。
このシンプルな感情を、あのスクエアなボディに詰め込んでいる。
もしあなたが最近、少し日常に退屈を感じているなら──
ノマドのドアを開けてみてほしい。
キーを回してエンジンをかけた瞬間、心の奥の何かが動き出す。
“軽じゃないジムニー”が教えてくれるのは、自由は遠くにあるものじゃなく、ハンドルのすぐ先にあるということだ。
ジムニー ノマドは、僕らに再び“出かける理由”をくれた。
そして、クルマを愛するという気持ちを、もう一度思い出させてくれた。
こんな時代に、こんなワクワクを届けてくれる一台が登場したことが、何より嬉しい。
──ありがとう、スズキ。やっぱり、あなたたちは自由の作り手だ。
FAQ（読者の疑問を先回り）
Q1. 軽自動車じゃないジムニーって、サイズ・税金・維持費はどうなるの？
A1. まず最初に言っておきます。思っているほど維持費は重くないです。
ジムニー ノマドは登録車（普通車）扱いで、全長3,985mm・全幅1,645mm。
自動車税は年額3万4,500円前後（1.5Lクラス）。確かに軽よりは上がりますが、燃費はWLTCモードで約14.9km/Lと優秀。
しかも1.5Lの自然吸気エンジンなので、故障リスクも少なくメンテナンスコストも控えめ。
つまり、日常使いでも「維持が楽な本格SUV」なんです。
Q2. 5ドアになったことで、ジムニー本来の“クロカン感”は薄れた？
A2. むしろ逆です。
ラダーフレーム、副変速機付きパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル──
これら“ジムニー三種の神器”は一切妥協なしで搭載。
オフロードを走らせれば、タイヤが岩を掴む感覚までしっかり伝わってきます。
「家族で乗れる本格クロカン」という、まったく新しい価値がここにあります。
Q3. 燃費・実用性・乗り心地ってどう？ 軽ジムニーと比べてどう変わった？
A3. エンジンはジムニーシエラと同じ1.5L・K15B型。
トルクに余裕があり、街中のストップ＆ゴーが驚くほどスムーズです。
サスペンションのセッティングも見直されていて、段差を越えるたびに「おっ」と声が出るくらい自然。
軽ジムニーの軽快さを残しつつ、疲れにくさが一段上がった印象です。
まさに“毎日乗れる本格4WD”。
Q4. 人気だから納期が長いって本当？
A4. これは本当です。ただし、その“理由”を聞けば納得します。
発売からわずか2週間で約5万台の受注という異例のヒット。
現在は1年〜1年半待ちが目安ですが、全国の販売店でキャンセル車や展示車のチャンスも。
実際、納車待ちを楽しんでいる人も多く、SNSには「待つ時間も旅の一部」という声が溢れています。
（出典：WebCG）
Q5. カスタムやアウトドア仕様にしたい場合、どうすれば？
A5. ノマドの登場を待っていたかのように、アフターパーツ業界もすでに大盛り上がりです。
ルーフラック、オーニング、スチールバンパー、オーバーフェンダーなど、ジムニーシエラ用アイテムが次々と対応中。
さらに、“リトルDスタイル”や“アウトクラスカーズ”などの人気カスタムブランドもノマド専用パーツを開発中。
ノーマルのままでも魅力的ですが、自分色に染めていく楽しさがあるのもこのクルマの大きな魅力です。
読めば読むほど「ちょっと欲しいかも」と感じてしまうジムニー ノマド。
このFAQを書いていても、僕自身がもう一度試乗に行きたくなっている。
質問に答えるたびに、「やっぱりスズキはわかってる」とニヤけてしまう。
──それほど、このクルマには“人を動かす力”があるんです。
情報ソース・参考リンク
※本記事はメーカー公式資料および自動車専門メディア（WebCG、価格.com）等の公開情報をもとに執筆しています。
文中の仕様・価格・納期などは2025年11月時点の情報であり、最新の詳細は各公式サイトをご確認ください。
